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<用語解説>

(注1)パーキンソン病に関する一般向けの解説:
財団法人 難病医学研究財団/難病情報センター ウェブサイト
http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/089_i.htm
メルクマニュアル家庭版 ウェブサイト
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec06/ch091/ch091d.html

(注2)α-シヌクレイン:
 神経終末に大量に存在する機能未知の蛋白質で、レビー小体の主成分として知られている。遺伝性パーキンソン病の原因遺伝子産物の1つである。

(注3)レビー小体:
 パーキンソン病などにおいて神経細胞内に形成される封入体で、なかでも黒質ドパミン神経細胞内に形成されるものは円形で均一、同心円状の芯を持つ。変性したα-シヌクレインを主成分とし、副成分として複数の蛋白質を含む。

(注4)シヌクレイン病に分類される疾患群:
 パーキンソン病の大部分、レビー小体型認知症、多系統萎縮症の一部

(注5)ドパミン神経細胞 (ドパミンニューロン):
 ドパミンを神経伝達物質とする神経細胞。細胞体は中脳腹側部(黒質)に存在し、線条体や大脳皮質などに投射した神経終末からドパミンを放出する。パーキンソン病においては、ドパミン神経細胞の選択的な機能障害や細胞死が起こる。

(注6)セプチン:
 細胞骨格系を構成する一群の蛋白質。アクチンやチューブリンなどの細胞骨格蛋白質と協調して、細胞分裂や細胞形態形成に関与する。ヒトのセプチン遺伝子Sept1-Sept13に由来するセプチンのほとんどは脳に多く含まれる。

(注7)脆弱性因子・感受性因子に関する一般向けの解説:
http://www.torii.co.jp/health/lifescience/pdf/40_6.pdf

(注8)セプチンと精子無力症に関する記事 (過去のプレスリリース):
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20050301/index.html