<用語解説>
(注1)p97ATPase:
細胞中にもっとも多く存在するATPase(生体内のエネルギー通貨と言われるATP(アデノシン三リン酸)を分解する酵素タンパク質)の一つ。細胞内小器官の形成維持に関わるだけでなく、小胞体での生産タンパク質の品質管理やタンパク質のユビキチン化、さらには染色体の分離など、様々な働きが知られています。
(注2)小胞体
細胞内にある、生体膜で囲まれた構造体。タンパク質合成等の機能を有しています。
(注3)ゴルジ体:
細胞内にある、生体膜で囲まれた構造体。タンパク質の糖鎖修飾等の機能を有しています。
(注4)細胞内小器官:
細胞内にある、特に分化した形態や機能を有する細胞内膜に囲まれた構造の総称。
(注5)補因子:
酵素反応などの生体内反応を補助する分子。
(注6)細胞周期:
細胞分裂で生じた細胞が、次の細胞分裂を起こすまでのサイクル。細胞分裂が起こる細胞分裂期と、細胞分裂の準備期間である間期の2つの期間があります。
(注7)抗体:
特定の抗原に特異的に結合するタンパク質。
(注8)ユビキチン化:
ユビキチンタンパク質により、他のタンパク質を修飾すること。
(注9)娘細胞:
細胞分裂の結果として生じる2つの細胞。