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<参考図>

図2(a)インフルエンザウイルスのレセプター構造の違い

図2(a)インフルエンザウイルスのレセプター構造の違い

シアル酸は、動物の細胞表面にある糖タンパク質や糖脂質の末端にある糖の1つです。 鳥の体には、シアル酸がガラクトースとα2,3結合するものが多く存在し、ヒトではα2,6結合しているものが多く存在します。 α2,3結合はシアル酸の2番目の炭素のα方向とガラクトースの3番目の炭素との結合で、α2,6結合はガラクトースの6番目の炭素との結合です。

図2(b)インフルエンザウイルスのレセプター特異性の違い

図2(b)インフルエンザウイルスのレセプター特異性の違い

ヒトインフルエンザウイルスは、主にヒト型のレセプターを認識し、鳥インフルエンザウイルスは、鳥型のレセプターを認識します。
このレセプター特異性の違いが、ウイルスが、どの動物に感染できるかを大きく左右します。