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<参考図>

図1. A型インフルエンザウイルスの感染サイクル

図1. A型インフルエンザウイルスの感染サイクル

ヘマグルチニン(HA)が宿主細胞の受容体(シアル酸)と結合し、エンドサイトーシスにより細胞内に取り込まれます。HAがエンドソーム膜とウイルス膜との融合を仲介することにより、ウイルスRNAとウイルスタンパク質の複合体が細胞質に放出されます(脱殻)。核内で増幅された遺伝子(ウイルスRNA)や細胞質内でメッセンジャーRNAを基に合成されたタンパク質が形質膜に運ばれ、出芽します。この際、ノイラミニダーゼ(NA)がシアル酸を細胞やウイルス表面から除くことにより、ウイルスが凝集するのを防ぎ、新たな感染性粒子が放出されます。