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<用語解説>

注1)酸化還元反応:
反応に関与する原子間で酸素あるいは電子の授受がある反応のこと。
注2)求核置換反応:
反応の中心となる原子に対して求核剤(電子密度が低い原子へ反応し結合を作る化学種)が求核攻撃し、脱離基が脱離する反応。
注3)転移RNA(tRNA):
80前後のヌクレオシドからなるRNAで、特異的なアミノ酸を結合・運搬し、タンパク質の生合成においてリボソーム上に結合し、mRNA上の遺伝暗号を解読して、合成されているペプチド鎖の末端へアミノ酸を転移する。
注4)チオ基(チオール基)、スルフヒドリル基:
水素化された硫黄を末端に持つ有機化合物をチオール (thiol)と呼び、置換基として呼称される場合はチオール基と呼ばれる。また、スルフヒドリル基、水硫基、メルカプト基と呼称されることもある。
注5)ウリジン:
ヌクレオシド(塩基と糖が結合した化合物)の一種。他にも、アデノシン、チミジン、グアノシン、シチジン、などがある。
注6)アンチコドン:
遺伝暗号のコドンと相補的な関係にある3塩基の配列.tRNA分子のほぼ中央に位置し、遺伝情報の翻訳の過程でmRNA上のコドンと対合することによって、コドンとアミノ酸の間の特異的な対応づけが行われる。
注7)ジスルフィド結合(S-S結合):
異なる蛋白質同士や,一つの蛋白質の分子内で形成される架橋で,システイン残基のSH基2分子が共有結合によりS-Sを形成する。