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(図2)これまでに予測されていたカルシウム振動の生成メカニズム


(図2)これまでに予測されていたカルシウム振動の生成メカニズム
R: 細胞表面にある刺激物質の受容体
PLC: ホスホリパーゼC(IP3産生酵素)

ホルモン等の刺激を受けた細胞内では、周期的にカルシウムスパイクが発生する。これをカルシウム振動と言う。カルシウムスパイク生成メカニズムには2つの正のフィードバック制御仮説(仮説1、仮説2)が提唱されている。仮説1では、カルシウム情報伝達の上流のシグナルであるIP3濃度が振動することによってCa2+濃度が振動することが予測されている。仮説2では、カルシウム振動が引き起こされるためにIP3濃度が振動することは必要ないと考えられている。