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補足説明

※1 テレンセファリン
免疫グロブリンスーパーファミリーに属する細胞認識・接着分子の1つ。ICAM-5とも呼ばれている。ほ乳類の終脳(telencephalon)に特異的に発現するタンパク質(protein)であることから、telencephalinと名付けられた。神経細胞において、樹状突起の形質膜上に選択的に局在している。

※2 樹状突起フィロポディア
糸状仮足ともよばれ、運動性が高く、細長い突起構造。スパインの前駆体として、発達期の脳の神経細胞に多く存在する。軸索と未熟なシナプス構造を形成する。

※3 スパイン
樹状突起フィロポディアが成熟したシナプス後部の構造で、その多くはキノコのような形態をしている。ほ乳類においては興奮性情報伝達の90パーセント以上を担っている。てんかんや脆弱性X症候群等の脳疾患においてスパイン形態の異常が報告されている。