現在策定に向け検討が進められている第3期科学技術基本計画では人材育成が重要課題の一つとして取り上げられており、また知的財産推進計画2005の中でも産学連携を担う若手人材の育成、ポストドクター(ポスドク)人材のキャリアパスの多様化への取組が必要とされています。また、技術開発型中小・ベンチャー企業は知的創造サイクルにおける大学の「知」の受け手でもあり、大学の「知」を有効に活用し事業化に結びつけていくことが重要となります。
「産学官の連携を促進する人材の養成・確保」、および「地域における科学技術の円滑な展開に対する目利きなどの人材養成・確保、コーディネート機能強化」を目的としてJSTが平成14年度より実施している「技術移転に係わる人材育成プログラム」研修会の一環として、新規研修コース「若手研究者対象コース」並びに「技術開発型中小企業対象コース」を設け、京都大学国際イノベーション機構との共同主催により京都大学桂キャンパス、JST研究成果活用プラザ京都他を会場として開催することとなりました。
研修会名称: | 技術移転に係わる人材育成プログラム 「若手研究者対象コース」 「技術開発型中小企業対象コース」 | ||||||||||||
主催: | 独立行政法人 科学技術振興機構(JST) 国立大学法人 京都大学 国際イノベーション機構 | ||||||||||||
共催: | 特定非営利活動法人KGC | ||||||||||||
運営事務局: | 財団法人 全日本地域研究交流協会 | ||||||||||||
日程および会場: |
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なお両コースは来年度以降、各地域の大学知財本部等との連携により、順次開催してゆく予定です。
大学・研究機関において研究活動をされている若手研究者等の専門的知識を有する方々に対し、それらの「知」を商業化・事業化へつなげる、いわゆる「技術移転」についての基礎的情報・知識を提供します。特に、研究者が、日頃触れることが少ないと思われる社会との接点に触れ、研究成果が社会還元されていくプロセスを理解すると共に、そこで活躍している方の多様なキャリアパスをご紹介いたします。
コース構成: | 全4回(1日×4回) |
研修対象: | ポスドク研究者、修士・博士課程に在籍する大学院生、社会貢献に興味のある大学の教員等 |
中小企業の方々が踏み込みにくいと思われる大学等との効果的な連携を通して、自社に不足する高度かつ最新の「技術」を大学から補完し、さらなる技術革新の促進を支援するためのプログラムです。専門家を介して、技術マネジメント(MOT)のポイントを集中的に学ぶと共に、大学の知財・ライセンシング部門を介しての効果的な技術利用方策をご教授します。
コース構成: | 全4回(1日×4回) |
研修対象: | 大学の知を利用した、または利用する予定の技術開発型・研究開発型中小企業の技術マネジメント担当者及びその候補者 |
独立行政法人科学技術振興機構 産学連携事業本部
産学連携推進部 技術移転支援センター(技術移転支援担当)
担当:久保、伊藤、照沼
〒102-8666 東京都千代田区四番町5-3
TEL:03-5214-7519、FAX:03-5214-7517
国立大学法人京都大学 研究・国際部 産学官連携課
担当:南出
〒606-8501京都市左京区吉田本町
TEL:075-753-5536