図4

図4
図4
実験結果(左上および左下)。入出力の数値は、左側が制御ビットを、右側が信号ビットを表し、グラフの高さは確率を示す。左上のグラフでは、入力が00のときは出力が00になる確率がほぼ1であり、また入力が01のときは、出力が01になる確率がほぼ1となった。つまり、制御ビットが0のときには、入力状態がそのまま出力されていることが分かる。それに対して、制御ビットが1の時には、10ならば11として、11ならば10として出力される確率がほぼ1となり、信号ビットが期待通り反転して出力されていることが分かる。右上の理想的な場合と比較しても、少ない誤り率で動作していることが分かる。右下の結果は、0と1の重ね合わせ状態を入力した場合の動作を調べるために、X基底で測定した結果である。この場合も、右下の理想的な場合のグラフとほぼ一致し、全体として正しく量子制御ノットゲートが実行されたことが分かる。