<用語解説>

*1 人工DNA
天然の DNA に人工物質を化学的に結合させた物質の総称。
*2 フェロセン
鉄原子と炭素原子が結合した代表的な有機金属分子。鉄原子の酸化還元反応を利用して電子を容易に出し入れできる。
*3 π結合
化学結合の1種で、電子を通し易い結合。
*4 電気化学センサー分子
結合した物質によって電流値等が変化する物質。
*5 水素結合性分子
核酸塩基のように水素結合で相互作用できる分子。
*6 パルスボルタメトリー
少しずつ違うパルス状の電位を周期的にあたえ、一定時間ごとに電流値をはかる手法。通常の電気化学測定(電位走査法)に比べて高感度で精度が高い。
*7 Square Wave Voltammetry
交流を用いるパルスボルタメトリー。さらに高感度で測定できる。
*8 完全マッチ DNA
プローブ DNA の塩基配列が ATGC の並びなら、検出する DNA の塩基配列の並びが TACG のように、完全に2本の DNA 間で A-T と G-C の正常な対ができる DNA。
*9 ミスマッチ DNA
*8において、正常ではない対ができてしまう DNA。SNP 遺伝子の場合、プローブ DNA との間で一つだけ正常でない対ができる。
*10 ヌクレオチド
DNA 中における核酸塩基1つ分の単位。