図3 メラノプシンと無脊椎動物視物質との進化的関係と分子特性の比較

メラノプシンは、無脊椎動物の視物質とは進化的に近縁であるばかりでなく(左)、分光法による解析により、光をキャッチする性質とキャッチした光信号を伝達する性質も無脊椎動物の視物質とほぼ同じであり、哺乳類の視物質とは異なること(右)が明らかになった。 脊椎動物の祖先型と考えられるナメクジウオは、“脊椎動物タイプのメラノプシンが機能する無脊椎動物タイプの感桿型細胞”という進化的中間の性質を持つ光受容細胞を持つ。