図4

フォトニック結晶を形成した発光体の発光特性。(最下部には、フォトニック結晶を形成しない通常の発光体の特性が示されている。)フォトニック結晶の周期aを変化させることで、フォトニックバンドギャップ(PBG)の作用する波長域を変化させた。バンドギャップ波長域は、(A)に水色で示されている。周期aが390ナノメートルから480ナノメートルのとき、発光体の発光波長がフォトニックバンドギャップ波長域に入る。それ以外ではフォトニック結晶がない場合と等価になる。同図(A)に示される発光スペクトルは、発光体外部へと放射された発光のスペクトルを積算したものを示し、同図(B)には、その強度の時間変化を示してある。バンドギャップ効果のない場合(あるいは、同図下部のフォトニック結晶を形成しない通常の発光体の場合)に比べ、バンドギャップ効果がある場合は、発光がゆっくりと起こり、かつ外部への総発光量が増加することが明確に見られる。