図3

(A)通常の発光体の場合および(B)フォトニック結晶構造をもつ発光体の場合の、それぞれに対し、外部から一定のエネルギーを与えた時、そのエネルギーが時間とともにどのように消費され、発光がどのように起こるかを示した概念図。(A)の通常の発光体の場合は、発光体に与えたエネルギーの大部分が、「不要な発光」に使われ、短時間でなくなっていく。結果として、外部へと取り出される「有用な発光」の総量は、非常に少なくなる。一方、(B)のフォトニック結晶を発光体に導入した場合は、与えたエネルギーが、「不要な発光」に使われることなく、ゆっくりではあるが、着実に「有用な発光」に使われていくことになる。つまり、フォトニック結晶をもつ発光体の場合は、与えたエネルギーが、最終的に全て、外部へと取り出されるために、発光効率は、非常に高くなる。