図6 ERp44によるIP3R1活性制御機構

IP3R1は酸化状態では活性を保持される(状態II)が、小胞体内腔領域が還元状態の時、ERp44によって抑制される(状態I)。
IP3R1を介した過剰なCa2+放出がアルツハイマー病などの疾患の発症に関与していることがしられており、Ca2+放出の抑制を行う分子の発見が、それら疾患の機構解明に貢献することが期待される

細胞内Ca2+恒常性の撹乱やレドックス制御不全が様々な疾患を引き起こすことが知られており、本研究の知見が疾患の機構解明、医学、健康科学応用に対して貢献することが期待される。