◯用語解説


用語1 炭素系ナノ多面体クラスター超伝導体
多面体をもとにした幾何学的な構造物質。フラーレンやナノチューブがその代表的な物質である。
用語2 C60物質
1985年、R.E.Smally、H.W.Kroto、R.F.Curlらによって発見された、炭素原子が60個集まってできたサッカーボールの形をした物質。発見者は1996年のノーベル化学賞を受賞した。
用語3 シリコン(Si)多面体超伝導体
シリコン元素からなる正12面体クラスターから構成されるネットワーク物質で超伝導となる物質がある。
用語4 超伝導転移温度
多くの金属は、低温で常伝導状態から超伝導状態に転移する。この転移する温度を超伝導転移温度という。
用語5 超伝導同位体効果
超伝導物質の元素の幾つかをその元素の同位体に置き換えた場合に、超伝導転移温度が受ける影響。
用語6 フォノン
格子振動などが量子化された状態。
用語7 BCS理論
超伝導は、フォノンを介在とした超伝導対電子の形成により生じる理論で、Bardeen-Cooper-Schrieferにより提唱されたことからBCS理論とよばれる。
用語8 量子コンピュータ
現在のようなデジタル量としてのビットの計算ではなくて、一つの量子状態を一量子ビット(qbit)とみなす演算方式を基礎とするコンピュータ。
用語9 同位体元素
同じ元素であるが、中性子の数の違いにより質量の異なる種類の元素。
用語10 同位体半導体元素
周期律表でIV族の半導体元素(C,Si,Ge)で、同じ元素であるが質量数が異なる元素。
用語11 Si半導体同位体工学
Siの同位体である28Si、29Si,30Siなどを物性測定や電子デバイスに利用する分野。

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