別紙

ミッション・プログラムII
「情報システム・セキュリティ」に関する調査研究について

1.新規ミッション(ミッションII)の性格

「情報技術の展開及び多様化がもたらす社会への影響を調査し、想定しうる社会的リスクを最小化するための情報システム・セキュリティに関する基礎的事項を提示する。」

2.ミッションIIにおける主な調査研究項目

(1) 情報技術に関する社会的リスクの抽出
(2) リスク評価の実施と社会的影響に注目した「ハザードマップ」の開発
(3) 情報システム・セキュリティを対象とした実用的なコストモデルの構築と適用
(4) 情報科学技術分野における具体的政策提言に資する基礎資料の作成

3.ミッションIIの調査研究を行う必要性

 社会のIT化が急速に進む中で、情報システムに関するトラブルや脅威、すなわち情報システムに関するリスクが、社会的な問題として顕在化している。これに対処するための情報システム・セキュリティの構築・高度化を推進する調査研究は、ボトムアップ型ではなく、目標を明確にしたトップダウン型のミッション・プログラムによって組織的に進める必要がある。

4.ミッションIIの調査研究期間

 平成15年度から5年間以内とし、成果を可及的速やかに提示する。

5.研究チームの構成(研究開始当初)

(ミッション・プログラム研究統括:非常勤)
土居 範久 中央大学理工学部情報工学科教授
(慶應義塾大学名誉教授兼客員教授)
(ミッション・プログラム研究統括補佐:非常勤)
山口 英 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科教授
(ミッション・プログラム研究員:非常勤)
大野 浩之 独立行政法人 通信総合研究所 情報通信部門 非常時通信グループリーダー
(内閣官房 情報セキュリティ対策推進室 緊急対応支援チーム(NIRT)総括・指導担当)
岡本 栄司 筑波大学電子・情報工学系教授
佐々木 良一 東京電機大学工学部情報メディア学科教授

6.その他

(1) 初年度は「総括研究グループ」的な研究チームとして研究に着手し、2年度目以降において、必要に応じ「特定研究課題グループ」の設置も検討する。
(2) 「総括研究」においては、1))「構成要素」、2))「経時変化」及び3))「社会構造と役割」の3つの軸を設定し、研究を実施する。
(3) ハザードマップの作成等に関しては、外部のシンクタンク等を活用する。

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This page updated on June 10, 2003

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