[補足説明資料]

研究成果の社会的意義

マウスの脳において明らかにされた脳の非対称性は、今後さまざまな動物種において検証され、動物種間の差異等が明らかにされるとともに、それぞれの動物の行動や学習特性等との関連も明らかにされるだろう。さらに、動物で蓄積された知識は、将来はヒトにおいても検証され、その結果、機能的な左右非対称を含む、ヒトの脳の特性に対する理解が深まるだろう。しかし、これらは将来の希望的観測であり、我々の研究成果は脳科学が社会生活の中で活かされる学問として発展するための重要な第一歩であるにすぎない。

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This page updated on May 9, 2003