『三番瀬の未来を考えるシナリオ・ワークショップ』の
開催予定・参加市民公募についてのお知らせ

2003年4月8日
「開かれた科学技術政策形成支援システムの開発」研究プロジェクトチーム
(平成13年度採択、科学技術振興事業団・社会技術研究公募型プログラム)
研究代表者:若松征男・東京電機大学理工学部一般教養系列
お問合せ先:東京電機大学理工学部・若松征男
電話:049-296-2911(代表)

1.シナリオ・ワークショップ開催の目的
 本研究プロジェクトは、平成13年度採択科学技術振興事業団・社会技術研究公募型プログラムの一つであり、2002年1月から2004年12月までを予定して行っているものである。
このプロジェクトは、開かれた科学技術政策形成支援システムの開発・提案を目標としているが、調査研究に加えて、参加型手法の社会実験を課題としている。その中心にあるのが、このシナリオ・ワークショップという手法である。

2.シナリオ・ワークショップとは
 シナリオ・ワークショップは、デンマークのテクノロジー・アセスメント機関、DBT(Danish Board of Technology)が1991年から92年にかけて生み出した参加型手法の一つである。その特徴は、その名前にあるように、課題についての未来像を作るために複数の「シナリオ」を叩き台として用意することである(資料2参照)。

3.三番瀬再生計画作りを課題とした社会実験
 当プロジェクトでは、この手法の日本への適用可能性を検討するため、三番瀬再生計画作りをテーマに、三番瀬再生計画検討会議・千葉県の後援を得て、これを社会実験する。ここに準備ができ、このワークショップへの参加を募集することになった。
この社会実験は、「コンセンサス会議」方式と並んで、有力な参加手法となりうる方式の試みという点で、研究上に止まらず社会的意義のあるものと信じるが、今動いている現実の大きな課題に適用するものでもあり、広く一般社会にとっても意義のあるものであると考え、ここにお知らせするものである。
なお、今回のシナリオ・ワークショップはデンマーク生まれの手法の基本的考え方を守った上で、課題状況に適応するよう再設計したものであることを強調しておきたい。
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This page updated on April 8, 2003

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