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GI-POF POFはプラスティック光ファイバー(Plastic
Optical Fiber)の略称。POFは、グレーデッドインデックス(GI)ファイバーとステップインデックス(SI)ファイバーに分類される。「グレーデッドインデックス」は「屈折率分布」のことで、GI-POFでは、光ファイバーの屈折率の違いという性質をうまく用いて、情報を損失量を極力少なくして送ることができる。 |
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全フッ素光学樹脂光ファイバー GI-POF自体は慶應義塾大学小池教授によって発明されたものであるが、旭硝子(株)が共同開発を担当し、製品化したものが全フッ素光学樹脂光ファイバー(製品名「ルキナ」)である。旭硝子による開発製品・透明フッ素樹脂を素材に用いており、以下の特長を持つ。昨年6月に販売開始して以来、オフィスビル、病院、高層マンションなどの各分野で約30件の採用実績がある。
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マルチモード石英光ファイバーの性能をしのぎ100mで10Gbps(毎秒10ギガビット)の高速伝送が可能。次世代のネットワーク規格である10ギガビットイーサネットに対応できる高速性を発揮する。 |
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柔軟性・簡易接続性を有し、接続作業に要する時間は石英光ファイバーの10分の1になるため、全配線コストの最も大きなウェイトを占める接続コストを大幅に削減できる。 |
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現在のネットワーク規格である1ギガビットイーサネットや100メガビットイーサネットの市販LAN(Local
Area Network)機器にそのまま使用可能。このことは、樹脂系ファイバーとしては世界初。次世代の10ギガビットイーサネットを見越した全光LAN配線の構築が今すぐにでも可能。 |
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ギガビット・アイランド ギガビットクラスの伝送速度のLANシステムで結ばれた特定施設・敷地のひとまとまりを指す。GI-POFで形成することが、性能面や経済性・安全性等でメリットが大きい。 |
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1Gbps回線 (株)パワードコムが提供する『Powered Ethernet専用サービス』を利用。同一局に収容できる2拠点間を1Gbpsで接続するイーサネット方式による専用サービス。 |
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ギガビットイーサ環境 ギガクラスの伝送速度(Gbps)がでる、イーサネット方式によるLANが組んである環境のこと。1G(ギガ)bps(ビットパ-セカンド)は1M(メガ)bpsの1000倍の速度。イーサネットは現在もっとも一般的に用いられている構内通信(LAN)の方式。 |