研究課題別研究評価
研究のねらい: | ||||||||||||||||||||||||
物質表面にとどまって空間に伝搬していかない光の場である近接場光は回折の影響を受けずナノメートルの領域に局在化させることができる。近接場光を用いることによって従来の伝搬光技術では困難であった回折限界を超える高精度な原子の運動制御が可能となることが期待される。本課題では、近接場光によって原子を制御・操作する技術の開発とその応用に関する研究を行った。 | ||||||||||||||||||||||||
研究結果及び自己評価: | ||||||||||||||||||||||||
◆研究結果および自己評価 本研究では、(1) 中空ファイバー原子誘導路の応用,(2) 原子操作用ファイバープローブの開発,(3) 近接場光制御用冷却原子源の開発,を主として行った。
◆今後の展開 原子操作用ファイバープローブおよび冷却原子ビームの開発を進め、原子偏向(原子の運動の向きを制御する)実験や原子トラップ(単一原子捕獲・操作)実験を行う。さらにこのような光近接場原子操作技術の工学や理学への応用を図る。特に、原子スケールでの結晶成長法や光近接場の量子化理論の検証実験への応用を試みる。 | ||||||||||||||||||||||||
領域総括の見解: | ||||||||||||||||||||||||
近接場光で原子を制御しようというテーマで主に3つの具体的な問題について、自己評価で述べられている不満な点はあるにしても、それぞれ到達しえた部分は大きな成果であるといえる。特に中空ファイバーを用いた原子誘導路の実験は評価される。 | ||||||||||||||||||||||||
主な論文等: | ||||||||||||||||||||||||
(解説)
(特許、受賞、招待講演等): ◆受賞
◆国際会議招待講演
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This page updated on March 30, 2000
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