研究の概要


論文名 Grouping of Image Fragments in Primary Visual Cortex
(第一次視覚野における物体(形態の)切り出し)
研究の概要 科学技術振興事業団 個人研究推進事業「知と構成」領域(領域総括 鈴木良次)
研究テーマ 「変革視野への順応に伴う大脳皮質視覚領の大規模可塑制」
研究者 杉田陽一 工業技術院生命工学工業技術研究所 室長
研究実施場所 工業技術院生命工学工業技術研究所
研究実施期間 平成8年10月〜平成11年9月


図 サルの第一次視覚野細胞の応答

図
上: 提示した視覚刺激の模式図
下: 細胞の応答を示すヒストグラム。ヒストグラムの下のアンダーラインの左側は棒が左から右に動いている時間を示し、右側は逆に右から左に動いている時間を示す。

この細胞は一本の棒が左から右に動く時に強く反応した(A)。しかし、棒の中央に隙間をいれると応答は著しく減った(B)。次に、「障害物」と「隙間のある棒」が同じ平面上にあるときには応答は見られなかった(C)が、「障害物」が「隙間のある棒」の手前にある時には再び活発に反応した(D)。しかし、「障害物」が「隙間のある棒」の後ろに見える時には全く反応しなかった(E)。

This page updated on September 17, 1999

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