PD、DCの方へ

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「I型志向」ではなく、「T型志向」を求めています。

日鐵住金建材株式会社
岩佐直人 商品開発センター土木商品開発部長 (写真左)
阿部陽子 人事総務部(写真右)

あなたはよそのことを知らず専門的になりすぎていませんか。当社が欲しい人材は「I型志向(専門分野のことはよくしているが、その他分野には興味をもてないし、知らないことが多い)ではなく、「T型志向(専門分野はもとよりその他の分野にも耳目を向けて活動している)」の強い人です。そして、創造性を求めます。企業活動ではプロダクツを求めており、論文はその技術的裏づけを示す手段でありスキルアップの一つだと考えています。完成形に向けて、企画・立案力を発揮して、自分の知識経験はもとより、いろんな人材を集めて全体を描くことができる能力です。心当たりのある人は、あなた自身が変わってください。博士人材には、専門分野をベースにしながら幅広く仕事ができることを期待しています。([企業の声]もお読みください。。

企業就職を決める時期は、大学での基礎研究を企業の応用研究に活かせることを気づいたとき。

クラシエ製薬株式会社
大窪 敏樹  執行役員 漢方研究所長(写真左)
範本 文哲 漢方研究所 薬理研究グループ長(写真右)

あなたは将来の方向性を決めましたか。もしまだでしたら、そして企業就職も選択肢にあるなら、インターンシップは、あなたが企業で意志と意欲を持って業務を遂行できるかを確認するにも有効な手段にもなります。つまり、大学で基礎研究を積んだ上で企業での応用研究に自分の専門性を活かせることを気づいたときに、企業志望を決めるのが有効だと考えています。私どもが研究者に求めることは、主に、以下の4点です。@新しい環境にとけ込む順応性、A専門以外の新分野への興味、B研究に対する主導性、C粘り強さ。企業は常に新しいことが求められてきます。そこで順応して、課題解決ではなく課題設定できる博士人材の力を発揮してください。(企業の声]もお読みください。

インターンシップは、指導教員から離れて、自分で考える訓練にもなります。

立命館大学
防災フロンティア研究センター センター長
深川 良一

若手研究者に期待されるのは、問題の発見から解決までの一連を、自分で切り開く力です。そのためには、指示待ちではなく、提案して周りを巻き込んでいく能力=「提案力」が求められます。それを養うための一つの手段として、企業でのインターンシップなど、新たな環境に自らを置くことが有効です。つまり、指導教員から離して、自分で考える訓練をさせるのです。この訓練は企業就職志望者に限らず、アカデミア志望者でも有意義と考えています。なぜなら、「提案力」はアカデミアでも必須であり、また、研究者が企業から孤立して研究することもできません。インターシップ中にも論文を書けます。モチベーションを高くしてインターシップに望めば、学位論文の遅れの心配もありません。本事業のインターシップは、全てのDC/PDにとってありがたい制度です。大いに活用してください。([大学教員の声]もお読みください。

インターンシップは企業を知る絶好の機会です。

マテックス株式会社
的場 年昭 代表取締役社長

弊社は、意欲ある理系の高度研究人材(DC/PD)を求めています。面談の結果、弊社に興味を持ち、持てる力を存分に発揮したいとの意欲があると判断した方について、採用を前提としたインターンシップを積極的に受け入れています。インターンシップは求職者/求人側双方にとって相手を知る絶好の機会です。積極的に活用してください。弊社の事業構造はT層:従来事業推進、U層:従来事業の深化・改良・付加事業(素材制御、新機能付加など)、V層:高度技術開発、の三層で展開して行きます。入社後は、基幹となるT層の従来事業の一翼を担っていただき、事業運営に尽力して頂きます。同時に高度研究人材としてU層、V層のR&Dを強力に推進して頂く原動力となってください。相応しいポジションは用意します。([企業の声]もお読みください。

充実した人生は研究以外の進路を選んでも送れることを忘れずに!

大阪大学・大学院理学研究科・宇宙地球科学専攻 教授
芝井 広

研究室の博士後期課程の学生を見ていると、そのまま研究の道に進む場合もありますが、D2の間には自らの適性を冷静に見極めて、研究以外の進路を自主的に選択している場合も多いようです。アカデミックポストに就くための競争が厳しい現実や、自らの適正を冷静に判断した結果、2から5年程度の任期のあるポスドクの職に就くより、民間企業を含む広い進路を考える方が良いとの判断でしょうか。米国などと異なり日本では、残念ながら、ポスドクと民間企業の人的交流が少なく、民間企業側のポスドクの受け皿が不十分です。これらの状況の結果、若手研究者の強い研究志向が、本人にとっての充実した人生につながらない場合が多くなるのでしょう。アドバイスとして、大学院時代には専門の研究を追及するのは勿論ですが、一方においては専門研究分野に固執することなく、広い視野を持って柔軟な進路選択を心掛けるのがよいでしょう。([大学教員の声]もお読みください。)

目的達成には、日頃の健康管理と、タイムリーなチャレンジを

昆 泰ェ 北海道大学大学院 獣医学研究科 教授

今回の韓国からの留学生は、教授として初めて博士課程4年間を指導した留学生であり、また頑張り屋のため健康を損ねることが多く、なおさら学位取得後の就職については心配でなりませんでした。幸い、本人の希望する製薬企業とのマッチングがうまくいき、内定をいただくことができたことは喜びに耐えません。この経験から、以下のアドバイスをします。まず初めに、「自分のやりたいことがあれば、相手にわかるように伝えることを心掛けよ」です。この留学生はとくに相手に自分の思いを伝えるため、日本人以上に日本語の使い方を独力で勉強してきました。相手の立場に立つことが、人と人との信頼関係を深めていきます。また「自分のごく狭い専門性に拘ってやりたいことを限定するな」とも言えるでしょう。何でも興味があります、何でもやりたいですというチャレンジが必要でしょう。最後に、日頃の健康管理は社会人として最も大切なことです。学生のときから心がける努力をしてください。([大学教員の声]もお読みください。)

自分の将来に対する意志をまず明確にしてください

星野洋一郎 北海道大学大学院 環境科学院 助教

多くの人は「個人の意志を尊重」したいと考えていると思います。DCに進むにあたっては、DC期間に何をし、学位取得後に何をしたいのか、これらを明確にして周囲に説明してください。そうすれば、理解者・協力者は現れます。私の研究室にいたDC学生に、将来は国際協力の職に就きたい、学位はそのためのステップであり、3年間での学位取得より将来やりたいことのための準備活動を重要視した者がいました。本人の意志を尊重し、そのためのアドバイスもしました。その甲斐あってか、インターンシップで経験し、学位も取り、希望する狭き門に挑戦を続けています。DC期間のインターンシップや国際学会での経験や研究はその糧になっているのは当然ですが、その糧を手に入れるために自分の意志を明確することが、まず、必要です。([大学教員の声]もお読みください。

「暴れん坊」− 今の価値では捉えきれないことを行う人。

高木様高木様
三菱樹脂株式会社
高木潤  商品開発研究所 所長 兼 基盤技術研究所 所長 (写真左)
竹本晋也 知的財産部 長浜分室長(写真右)
インターンシップは若手研究者と企業のGive & Takeで成り立っています。ただ企業のGiveが「1から10まで教え、1から10まで指示する」が必要な人はお断りします。指示待ちではなく、自分で考え周囲を動かすように働きかけることができる人を期待しています。このような人は、指導に手が取られないこともありますが、企業のTakeとして当社社員に刺激を与えてもらえることがあります。失敗をおそれない「暴れん坊」に、インターンシップに広く門戸を開けています。([企業の声]もお読みください。

専門分野以外でも活発な能力開発を期待したい。

パナソニック株式会社 エコソリューションズ社
藤岡 透  コア技術開発センター センター長
真継 伸  コア技術開発センター 環境システムグループ グループマネージャー
博士人材に求めることは、大別して2つの能力です。一つは、勿論、専門分野での高度な知識ですが、もう一つは、組織の中で業務推進ができる能力です。前者を有していても後者の能力に欠ける人材が散見されます。少し考えれば明白ですが、企業活動において、今のあなたの今の専門性で、生涯、活動できる分野は極めて限られていると思います。後者のためには、具体的には、協調性、コミュニケーション能力、自主性、グローバル感覚を高めてください。もう一つ認識してほしいのは、企業がほしいのは研究者のスキルであって学位ではありません。将来企業を希望するDC学生であれば、3年間で学位を取得することを心配するよりは、その先、「自分の専門性を社会でどう活かせるか?」の方が重要である思います。積極的にインターンシップのような取り組みに参加し、今の企業研究を体感することをお勧めします。([企業の声]もお読みください。 ([PD・DCの方へ]

インターンシップは進路を決めるチャンス。そのための時間を作りなさい。

信州大学 工学部 環境機能工学科 准教授
牛 立斌氏
DC学生をD2後期に地元のオリオン機械株式会社に3か月間のインターンシップに派遣。
インターンシップに行くか、また、いつ行くかを考えるために、まず、自分の進路を真剣に考えてください。そして企業への就職をも考えるのであれば、DC学生中のインターンシップを勧めます。D1で行けば視野拡大などの経験になりますし、D2(またはD3)で行けば効率的な就職活動にもなります。例えば3か月間のインターンシップ、この期間、知恵を出して計画を立てて取り組めば、博士論文のための研究を止めずに両立させることができます。例えば、インターンシップ中でも実験はできなくてもメールで教官と議論できますし、論文を書くこともできます。DCに土日はありません。重要な進路を決めるために時間を作りなさい。([大学教員の声]もお読みください。

「博士論文に目処を立てた上で企業経験をしたい」というモチベーションを上げてください。

増田 税 氏(北海道大学大学院 農学研究院 教授)
D2学生を大手ゼネコンに6か月間のインターンシップに派遣
インターンシップに行くことが、3年間での博士論文に支障が出ると尻込みしている学生や教官もいらっしゃると思います。しかし、学生本人が将来の進路設計をしていて、それが企業への就職であれば、インターンシップは非常に良い制度です。このとき学生に求められるは「博士論文に目処を立てた上で企業経験をしたい」というモチベーションを上げられ、頑張りの縛りを課すことができるかどうかです。論文の目処をつけ、できるだけ長期間のインターンシップに出てください。例えその企業に就職できなくても成長は大きいはずです。([大学教員の声]もお読みください。

企業の真の姿は外からでは見えません。

佐伯 宏樹 氏(北海道大学大学院 水産科学研究院 教授)
D1学生を企業に3か月間のインターンシップに派遣
パンフレットやインターネット情報は、企業の「今」の姿を説明しているに過ぎません。期待される人材の多くは、新しい分野・新しいニーズに対応できる研究者です。企業が力を入れようとしている研究分野・技術分野を知るためにも、企業内に身を置くことをお勧めします。基礎研究に近い分野に在籍し、企業活動と関連の少ない研究をしている方で「インターンシップは自分には関係ない」と考えているのであれば、再考して下さい。あなたの研究に価値を見出すのは、あなた自身だけではありません。企業がどのような研究に興味を持ち、どのような発想で仕事を進めているかは、外からはわかりません。研究者・高度技術者の位置づけでインターンシップに参加すると、一部とは言え企業活動の概要が把握できます。研究の進め方や時間管理の考えは、将来の企業就職のために有益であるばかりではなく、日々の研究活動においてもプラスになります。さらにインターシップ中の活動成果を論文にできれば、研究業績にもなるでしょう。アンテナをしっかり張り巡らして参加する限り、PD・DCを対象としたインターンシップは、研究領域に関係なく有益な体験を与えてくれるでしょう。([大学教員の声]もお読みください。

インターンシップで自分の視野の狭さを客観的に見直してください。

宮下 和夫 氏(北海道大学大学院 水産科学研究院 教授)
D1、D2の二人の学生を企業に3か月間のインターンシップに派遣
同じ分野の人の中にいると、いくら視野が狭くならないように心がけていても狭くなっていきます。それを客観的に気づくためには異質なもの(異分野・異業種)との交流が必要となってきます。PD/DCの人たちにとって、その機会はインターンシップです。D1やD2であれば、3か月程度インターンシップに行って自分の研究を離れることは何ともありません。あなたが漠然とアカデミア志向でいるなら、または、企業への就職の選択肢も持っているなら、是非、企業に触れてみてください。([大学教員の声]もお読みください。

インターシップによって企業人としてスタートできるかどうかを見極めることができます。

株式会社セラバリューズ CSO/サイエンスグループ長
今泉 厚氏
博士で入社しても、その延長線上で、専門性が生かされる仕事ができるとは限りません。インターンシップではそのことを学ぶことから始まります。博士には限られた分野の専門性がありこれを即戦力として評価する企業もありますが多くは本人の希望とは合致しないケースがあります。企業人になる前段階で役に立つ人材であることを意識して行動することが大切です。企業人になるとPD/DCは期待される面が大きいのですが反面期待に応えられないと挫折しやすいひとが見受けられます。インターンシップ期間中は、企業からのこのことを学ぶことができます。その意味でも、インターンシップは重要です。([企業の声]もお読みください。

企業理念に共感できれば、そこでリーダーシップを発揮しませんか。

オリオン機械株式会社 常務取締役 技術開発本部長
吉岡 万寿男氏
DC学生をインターンシップに受け入れ、卒業後採用。
当社ではPD/DCの採用を積極的に増やしていくことを考えています。それは博士人材の研究内容や技術力の高さを求めるためのものではありません。当社の企業理念に共感していただいた上で、リーダーシップを発揮できる人材を求めています。判断力、企画力、実行力、意欲およびプレゼンテーション能力を磨き、対人関係をわきまえた上で自己主張を示してください。PD/DC、国籍、性別を問いません。([企業の声]もお読みください。

求められる研究者は自らの考えをチームワークで進められる人です。

日生バイオ株式会社
北海道研究所長 杉 正人 取締役
北海道研究所 副所長 西原 雅夫
水産学部のDC学生2名をインターンシップに受け入れ
博士人材の価値は、自分で考え、自分で研究テーマを探すことができることです。そのためには視野の広い考え方が必要です。例えば、当社のインターンシップでは、1つの製品開発におけるPD/DCに与えられた業務の位置づけを示して、PD/DCに自分は何ができるかを考えさせ、提案させています。そして、その提案と実行中の進捗について密に議論を行い、チームワークで仕事を進めることの重要性も実感させています。さらには、研究の他にパイロット生産を体験してもらうことで、自分の携わった製品の世の中での貢献に感心が持てるようにしています。大学では得られない考え方を養ってください。([企業の声]もお読みください。
文部科学省 科学技術振興機構