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国立大学法人滋賀医科大学における研究費の不適正な使用に対する処分の決定

平成25年5月10日

独立行政法人科学技術振興機構(JST)
電話(03)5214-8404(総務部広報課)

JSTは、平成24年11月に国立大学法人滋賀医科大学(大学)から提出を受けた「滋賀医科大学動物生命科学研究センターにおける研究費の不正使用等に関する調査報告書」等に基づき、その内容を精査した結果、大学に研究委託したJST事業に係る研究費の執行において一部で不適正な経理処理があったことを確認しました。

このため、JSTは、大学及び大学の研究者に対して、以下の措置を講ずることとしました。

1.不適正な経理処理の内容

調査の結果、大学の研究者2名が、次に掲げるJST事業に参画し、不適正な経理処理に関与していました。

(1)戦略的創造研究推進事業

戦略的創造研究推進事業に係る委託研究費において、大学の研究者1名が、平成20年度〜平成22年度で架空請求と預け金により、また実際に用務先へ行っていないにも拘らず旅費を受給したカラ出張により、研究費の不適正な使用を行なっていたことを確認しました。また、もう1名の研究者は、平成22年度においてカラ出張による研究費の不適正な使用を行なっていたことを併せて確認しました。

不適正な研究費総額は、289,413円(直接経費)でした。

研究者事業名不適正研究費
動物生命科学研究センター 教授戦略的創造研究推進事業 246,433円
疾患制御病理学部門 特任助教同上42,980円

2.措置の内容

(1)研究費等の返還
大学に対し、不適正な経理処理により支払われた研究費について、当該研究費、間接経費及び遅延損害金(年5%)の合計金額の返還を求めることとし、全額返還されました。
(2)申請等資格停止
大学の研究者2名に対して、JSTの全事業への申請資格及び新たに共同研究者として参加する資格を平成25年度からそれぞれ4年間と2年間停止しました。
(3)再発防止策
大学に対して、本件は遺憾であり、こうした事態を招いたことにつき厳重注意するとともに、本件で提示された再発防止策を大学の研究者等へ周知徹底を図るなど再発防止策を確実に実施するよう要請することとし、文書により通知しました。
(4)その他
本件で措置された上記(2)の応募等の申請制限については、文部科学省等に文書により通知しました。