第1回 研究開発成果報告会
情報科学と生物科学の融合による知識発見への挑戦
日時 | 2005 年1月27日(木)13:00~17:50 <終了いたしました。ご参加ありがとうございました。> |
場所 | 日本科学未来館 7階 みらいCANホール[外部リンク] |
主催 | 独立行政法人 科学技術振興機構(JST)[外部リンク] |
参加費 | 無料 |
ごあいさつ
JSTバイオインフォマティクス推進センター 統括
勝木元也
(自然科学研究機構 基礎生物学研究所 所長)
科学技術振興機構バイオインフォマティクス推進センターの事業として平成13年10月より開始した研究開発課題が当初の研究期間(3 年)を終了するにあたり、研究開発成果報告会を企画しました。科学技術に限らず、生活のあらゆる分野において、必須で多種多様な、大量の情報を得る方法の急速な発展は、21世紀の科学技術の最も大きな手段になりました。なかでも、複雑多岐にわたる生物現象の解析には、生物化学と情報科学とが解析の両輪であることから、双方のポテンシャルを持つ研究者、研究グループの参加を求め、思考実験にとどまらず、データを収集し、検証していく過程で生物学的、情報科学的発想、問題解決手法がそれぞれに活かされると期待されます。
そこで、双方の分野の専門家が研究課題を決めて、その解決の過程で、新しい生物科学上の発見をもたらすことを期待して、本事業の研究課題を採択しました。今回の成果報告会が、ここでの新しい試みや得られた知見を産業界、学術分野の多くの方々に直接紹介し、交流できる場となれば幸甚です。また、バイオインフォマティクスは重要であると認識されるところですが、いかにして我が国の研究活動を高め、多くの成果を得、さらにそれを産業界を含め共有するために望まれる当センターの活動に対する助言も期待するところです。ぜひ会場で直接お声をお聞かせいただければ幸いに存じます。
写真提供:JT生命誌研究館 写真撮影:大西成明
プログラム
13:00 | 開会挨拶 勝木元也 JSTバイオインフォマティクス推進センター 統括 大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 基礎生物学研究所 所長 |
セッション1 酵母のインフォマティクス |
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13:10 | 「インタラクトーム解析からの生物知識獲得」 伊藤隆司 東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授 |
13:40 | 「遺伝子破壊株イメージ・マイニング」 森下 真一 東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授 大矢 禎一 東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授 |
セッション2 形態形成のインフォマティクス |
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14:10 | 「ショウジョウバエ脳神経回路の徹底解析にもとづく感覚情報処理モデルの構築」 伊藤啓 東京大学分子細胞生物学研究所 助教授 |
14:40 | 「線虫C.elegans発生過程のシステム解析」 大浪修一 慶應義塾大学大学院理工学研究科 助教授 |
15:10~15:25 | 休憩 |
15:25 | 特別講演 「遺伝子情報とバイオインフォマティクス」 松原謙一 (株)DNAチップ研究所 代表取締役 |
セッション3 塩基配列・アミノ酸配列のインフォマティクス |
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16:05 | 「ゲノム進化とマッピングの階層モデルと解析アルゴリズムの開発」 岸野洋久 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授 |
16:35 | 「高速計算機システムによる蛋白質フォールディングの研究」 肥後順一 東京薬科大学生命科学部 教授 |
17:05 | 「ヒト遺伝子の転写・発現の多様性解明を目指した基盤データベース開発」 矢田哲士 京都大学大学院情報学研究科 助教授 |
17:35 | まとめ 高木利久 JSTバイオインフォマティクス推進センター 副統括 東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授 |
17:45 | 閉会挨拶 科学技術振興機構 |
18:00 | 懇親会 (会費制:1,000円) |
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- 独立行政法人科学技術振興機構
バイオサイエンスデータベースセンター
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