平成17年度終了課題中間評価(課題評価)結果
「生命情報データベースの高度化・標準化」中間評価(課題評価) 結果
1．研究開発領域の概要
ゲノム情報等の膨大な生物情報を整理統合し、有用な知識を見出すことによる新産業の創出等を図るため、新しい生物情報の研究開発によるデータベースの整備等を推進するとともに、当該データベースの普及を促進する。
2．中間評価の概要
2－1．評価の目的
課題毎に、研究開発の進捗状況および研究開発成果を把握し、これを基に適切な 予算配分、研究計画の見直しを行う等により、研究開発運営の改善および機構の支援体制の改善に資することを目的とする。
2－2．評価対象代表研究者及び研究開発課題（代表研究者五十音順）
- （1）金久 實（国立大学法人京都大学化学研究所 教授）
- 2項関係に基づくゲノムと生命システムの機能解読
- （2）菅原 秀明（大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 教授）
- ゲノム生物学バックボーンデータベースの構築提供
- （3）高木 利久（国立大学法人東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授）
- シグナルオントロジーとバイオタームバンクの開発
- （4）中村 春木（国立大学法人大阪大学蛋白質研究所 教授）
- 蛋白質立体構造データベースの高度化
2－3．実施時期
平成16年5月28日（金）
2－4．評価方法
統括、バイオインフォマティクス分科会委員（バイオインフォマティクス委員会委員を含む）が評価者を務め、予め代表研究者作成の報告資料に目を通し、研究開発課題ごとに代表研究者にヒアリングを行い、その後評価者が各自中間評価票を作成し、統括がそれらをまとめ、被評価者の意見を聞いた後、全評価者の合意を得て報告書を作成した。
2－5．評価項目および基準
ア 研究開発の進捗状況と今後の見込み
・当初の研究開発計画から見た進捗状況や達成度等はどうか
・研究開発の今後の進め方はどうか
イ 研究開発成果の現状と今後の見込み
・現状で成果がでているか
・国内外のデータベース高度化・標準化の動向と比較して研究開発の意義はどうか
・今後の成果の生命科学、研究基盤、産業への貢献度はどう見込まれるか
2－6．評価者(敬称略)
統括
勝木 元也 大学共同利用機関法人自然科学研究機構 基礎生物学研究所 所長
バイオインフォマティクス委員会分科会委員 (五十音順)
秋山 泰 独立行政法人産業技術総合研究所 生命情報科学研究センター センター長
久原 哲 国立大学法人九州大学大学院農学研究院 教授
榊 佳之* 独立行政法人理化学研究所 ゲノム科学総合研究センター センター長
堀田 凱樹* 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 機構長
松田 秀雄 国立大学法人大阪大学大学院情報科学研究科 教授
松原 謙一* 株式会社DNAチップ研究所 代表取締役
* ・・・バイオインフォマティクス委員会委員