戦略的創造研究推進事業 発展研究

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Last Update:2010年10月22日

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研究終了課題

平成14年度採択課題

課題名:遺伝情報制御分子としてのステロイドレセプター

研究代表者:加藤 茂明 (東京大学 分子細胞生物学研究所 教授)
出身事業:戦略的基礎研究推進事業(旧CREST) 「生命活動のプログラム」

概要:これまでの研究で、核内ステロイドレセプター群の転写制御能の解析を行い、その転写共役因子の機能的・生理的必須性を部分的に解明することができた。
 そこで本課題では、「核内レセプターと共役する新規核内因子および複合体の精製、同定」と「核内レセプターおよびその共役因子のレセプター時期・組織特異機能の評価」に焦点を合わせ、レセプター遺伝子発現制御機能の分子メカニズム解明を目指す。

課題名:遅発性神経細胞死後の海馬神経細胞の再生

研究代表者:桐野 高明 (東京大学 大学院医学系研究科 教授)
出身事業:戦略的創造研究推進事業(CREST)  「脳を守る」)

概要:これまでの研究で、海馬CA1領域の神経前駆細胞が再生すること、および、その活性化により構造的・機能的な再生が可能であることを確認した。
そこで本課題では、この再生した神経組織の機能や再生のための最適条件等を明らかにすることを目指す。

課題名:言語の脳機能に基づく言語獲得装置の解明

研究代表者:酒井 邦嘉 (東京大学 大学院総合文化研究科 助教授)
出身事業:戦略的基礎研究推進事業(旧CREST) 「脳を創る」

概要:これまでの研究で、文法処理に関わる言語能力の座を特定するとともに、言語解析パラダイムの確立、脳をモデルとした自然言語処理の開発等成果を挙げてきた。
 そこで本課題では、言語の脳機能イメージングを行い、言語獲得装置の機能局在と機能分化を明らかにし、脳における普遍文法の計算原理を解明することを目指す。

課題名:細胞死シグナル伝達分子を標的とした疾患治療薬の開発

研究代表者:辻本 賀英 (大阪大学 大学院医学系研究科 教授)
出身事業:戦略的創造研究推進事業(CREST)  「脳を守る」

概要:これまでの研究で、ミトコンドリア膜チャネルが細胞死制御破綻に起因する疾患の治療薬の標的分子になり得ることを提示すると同時に、治療薬の候補を示すに至った。
 そこで本課題では、細胞死の分子メカニズムをより系統的に解析し、新たな治療薬標的分子の提示や、治療薬候補の有効性解析等を目指す。

課題名:シガトキシン類全合成-抗体調製・食中毒予防と神経科学の新展開

研究代表者:平間 正博 (東北大学 大学院理学研究科 教授)
出身事業:戦略的創造研究推進事業(CREST) 「単一分子・原子レベルの反応制御」

概要:これまでの研究により、熱帯等で頻発する食中毒の原因物質であるシガトキシン類の一つの全合成に成功した。
 そこで本課題では、別種のシガトキシンの全合成、シガトキシンと生体との相互作用の解明、及びシガトキシンに対する高感度抗体の作成による食中毒の予防を目指す。

課題名:搬型超伝導ミリ波大気分子測定装置の開発

研究代表者:福井 康雄 (名古屋大学 大学院理学研究科 教授)
出身事業:戦略的創造研究推進事業(CREST) 「地球変動のメカニズム」

概要:これまでの研究で、超伝導受信機を搭載した高感度大気ミリ波分子スペクトル観測装置を開発し、世界で初めて南半球中緯度帯におけるオゾン層破壊分子種の時間別、高度別分布を観測することを可能とした。
 そこで本課題では、この観測を継続し経年変化等を詳細に測定、解析するとともにシステムの小型化、低電力化を行い、観測拠点のネットワーク形成を目指す。

課題名:全球高精度植生バイオマス推定の実用化 −衛星による多方向観測を利用した高精度バイオマス推定の実用化−

研究代表者:本多 嘉明 (千葉大学 環境リモートセンシング研究センター 助教授)
出身事業:戦略的創造研究推進事業(CREST) 「地球変動のメカニズム」

概要:現在までに草本植生のバイオマスを衛星データから正確に把握する手法の開発に成功した。
 衛星からの多方向観測手法を利用し、高さ方向の情報を加えたバイオマス推定手法を開発し木本を含む森林植生のバイオマスをこれまで以上に正確に把握する手法を実用化する。これにより過去20年で人類が地球上の植生バイオマス資源をどのように利用してきたか把握できる。

課題名:スループットを最大化する住空間システム

研究代表者:松藤 泰典 (九州大学 大学院人間環境学研究院 教授)
出身事業:戦略的基礎研究推進事業(旧CREST) 「環境低負荷型の社会システム」

概要:これまでの研究で、産業廃棄物等を用いた煉瓦を用いることにより、リサイクル可能でかつ人間や環境に優しい住宅を作成しうることを示すことができた。
 そこで本課題では、この煉瓦の事業化の可能性を確認するとともに、この煉瓦を用いた住宅の完成度をさらに上げることを目指す。

課題名:脳における神経回路形成と細胞移動

研究代表者:村上 富士夫 (大阪大学 大学院生命機能研究科 教授)
出身事業:戦略的創造研究推進事業(CREST)  「脳を知る」

概要:これまでの研究で、正しい神経回路形成のために必須である「神経細胞の移動」について動態の可視化に成功した。
 そこで本課題では、神経回路形成の機構と細胞移動の機構との関係を明らかにし、二つの現象を統合的に理解することを目指す。

課題名:自己構造・組織創成型過冷金属の応用展開

研究代表者:井上 明久 (東北大学 金属材料研究所 所長・教授)
出身事業:創造科学技術推進事業(旧ERATO) 「井上過冷金属プロジェクト」

概要:これまでの研究で、金属過冷却液体に関する総合的な研究を実施し、その結果、金属過冷却液体の安定化条件、加工性や相変異等の制御因子に関する知見を得ることができた。
 そこで本課題では、これらの成果を基盤として、金属過冷却液体の永久磁石材料、光ディスク材料、軟磁性広幅板材としての応用の可能性を探る。

課題名:電子系の多体量子相関とその光制御機能

研究代表者:五神 真 (東京大学 大学院工学系研究科 教授)
出身事業:創造科学技術推進事業(旧ERATO) 「五神共同励起プロジェクト」

概要:これまでの研究で、レーザー光を巧みにコントロールして幅広い物質系で集団の量子効果を発現させることをめざし、その中で半導体の非線形光学応答における多体相関効果に関する知見を得ることができた。
 そこで本課題では、この研究をさらに推し進めることにより、光スイッチや光信号バッファ等への応用の基礎となる物理現象について研究を進める。

課題名:カーボンナノチューブの特異な吸着現象 −水素吸蔵とバイオテクノロジーへの応用−

研究代表者:飯島 澄男 (名城大学 理工学部 教授)
出身事業:国際共同研究事業(旧ICORP) 「ナノチューブ状物質プロジェクト」

概要:これまでの研究で、カーボンナノチューブ及びその類似物質の生成機構、製造方法、構造と性質を明らかにし、その中でこれらの物質が電子デバイス、燃料電池、触媒、特定分子の貯蔵等に応用可能であることが明らかになった。
 そこで本課題では、これらの性質の中で特に特定分子種の吸着現象に着目し、吸着量の増大とこの現象のバイオテクノロジーへの発展を目指す。

課題名:光受容体フォトトロピン2の機能解析と葉緑体運動

研究代表者:加川 貴俊 (筑波大学 応用生物化学系 助教授)
出身事業:個人研究推進事業(旧さきがけ) 「素過程と連携」

概要:これまでの研究で、シロイヌナズナを用いた遺伝学的解析から、逃避反応、集合反応とフォトトロピン1、2との関係を明らかにした。
 そこで本課題では、特にフォトトロピン2の機能ドメインの確定を目指すとともに、これら改変遺伝子を導入したシロイヌナズナの形質転換植物を作出することにより、葉緑体光定位運動・光屈折・気孔開口に必要なドメインを明らかにすることを目指す。

課題名:超高速画像分光法による溶液化学反応の研究

研究代表者:鈴木 俊法 (理化学研究所 中央研究所 化学反応動力学研究室 主任研究員)
出身事業:個人研究推進事業(旧さきがけ) 「状態と変革」

概要:これまでの研究で、フェムト秒時間分解光電子画像観測法を開発した。
 そこで本課題では、この手法を用いて溶液中化学反応における反応物の電子状態変化実時間観測を行い、この手法の溶液化学研究の新しいツールとして使用できるようにする。

課題名:発達脳科学における機能的イメージング

研究代表者:多賀 厳太郎 (東京大学 大学院教育学研究科 講師)
出身事業:個人研究推進事業(旧さきがけ) 「情報と知」

概要:これまでの研究で、生後2ヶ月の乳児が自然な状態で物を見ているときの視覚野のイメージングに世界で初めて成功した。
 そこで本課題では、光トポグラフィーを用いた研究を推進し、発達過程における脳の機能分化と統合のメカニズムを解明することを目指す。

課題名:新開発の高濃度実用加水分解反応の立体制御

研究代表者:徳永 信 (北海道大学 触媒化学研究センター 助教授)
出身事業:個人研究推進事業(旧さきがけ) 「形とはたらき」

概要:これまでの研究で、エステル類やエーテル類の加水分解を高濃度条件下で行いうる新規触媒を見いだした。
 そこで本課題では、その新規触媒をさらに改良することにより、加水分解生成物の立体制御が可能な触媒の開発を行い、工業化を目指す。

課題名:均等分裂と還元分裂:染色体分配機構の総合的な解明

研究代表者:渡辺 嘉典 (東京大学 大学院理学系研究科 助教授)
出身事業:戦略的基礎研究推進事業(旧さきがけ) 「素過程と連携」

概要:これまでの研究で、二つの染色体接着因子Rad21とRec8が、体細胞分裂と減数分裂の染色体分配様式(均等分裂と還元分裂)を規定する上で中心的な役割を果たしていることを明らかにしてきた。
 そこで本課題では、コヒーシンと協調して動く動原体構成因子およびその制御因子を分子遺伝学的な手法により新たに見つけその解析を推進することにより、真核生物一般に通用する体細胞分裂と減数分裂の染色体分配機構の統合的な理解を目指す。

(注)所属・役職・概要は研究開始時のものです。


※本プロジェクトの研究代表者であった加藤茂明氏については、同氏が主宰する研究室において論文の不正行為があったことが東京大学において認定されています。
認定された不正行為には、本プロジェクトの研究成果とされた論文の一部が含まれています。
詳細は、下記をご参照下さい。
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_261226_j.html
http://www.u-tokyo.ac.jp/content/400007786.pdf
http://www.jst.go.jp/osirase/20160325_oshirase-2.html



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