ニュース
★ 平成24年度では12名の女性研究者が採択されました ★
・鳥居啓子先生が、米国ワシントン州の科学アカデミー会員に選出されました
(元生命システムの動作原理と基盤技術・現ワシントン大学生物学部)
・JSTnews 女性研究者のいま
あきらめなければ、未来は開ける(川合眞紀先生、小舘香椎子先生)
さまざまな支援制度を活用して夢をかなえる(上川内 あづさ研究者:脳情報の解読と制御)
・岩倉いずみ研究者(光の利用と物質材料・生命機能)
・眞鍋史乃先生(元・合成と制御)
「資生堂 女性研究者サイエンスグラント」を受賞。授賞式は6月の予定。
・ 平成23年度では21名の女性研究者が採択されました。
・早瀬潤子 研究者(光の創成・操作と展開 卒業生)が慶應義塾大学広報誌に掲載されました。
さきがけ研究の内容や体験談も紹介されています。
・鳥居啓子 研究者(生命システムの動作原理と基盤技術)が
Howard Hughes Medical InstituteとGordon and Betty Moor Foundationによる選考で
アメリカのtop 15 plant scientistsに選ばれ、同時にHHMI investigatorに採択されました
・杉浦美羽 研究者(光エネルギーと物質変換) が日本女性科学者の会奨励賞を受賞
・溝口紀子 研究者(数学と諸分野の協働によるブレークスルーの探索)が
第31回猿橋賞を受賞(4月19日) ★記念講演の模様です(5月28日)
領域アドバイザーからのメッセージ
「エネルギー高効率利用と相界面」領域 加藤 昌子 先生
発光性、クロミック応答性、光触媒活性等を示す光機能性金属錯体の開発研究を行っています。
現在に直結する研究の本格スタートとなったのは、もちろん、さきがけ研究です。
1998年〜2001年の3年間、国府田隆夫先生を総括とする「状態と変革」領域において、
「発光性金属錯体による構造秩序識別システムの構築」の課題で研究をする機会をいただきました。
さきがけは、研究のみならずその後の私の人生にも大いに影響を与えたと思います。
その答えを求めてまだまだ研究も人生も展開中です。今、「いいアイデアを持っているけど、家族や仕事環境を思うと研究に専念できないし、
さきがけはちょっと大変」と思っている人、ぜひ挑戦してください。これからの人生、
バランスを取りながらマルチタスクに進むよりほかないですから。がんばる人にはサポーターもきっと現れると思います。
「藻類・水圏微生物の機能解明と制御によるバイオエネルギー
創成のための基盤技術の創出」領域 竹山 春子 先生
大学で教員となって20年近くになります。
独立して研究室を運営するようになって今年の3月には初めての学部卒業生が誕生し、彼らが修士に進学して研究室のメンバーが急激に増えました。
教員になる前は、企業就職、博士課程へのリターン、アメリカポスドク生活を経て、若干遅れてのキャリアスタートでした。この間、結婚、出産、子育てを経験し、一人娘も大学受験を迎える時期になりました。
とにかく、公事私事ともに悩みながらも、周りのサポートをめいっぱい活用しながらここまで来ることが出来ました。
研究費もこつこつ応募を重ね、悔しい思いもしながらされどあきらめず、挑戦し続けています。
JSTによる研究費サポートは、研究環境を充実させるに足りる額、期間でもあり、挑戦しがいのあるものではないでしょうか。
是非、研究での夢を実現させるためにも挑戦して下さい。その経験が未来の自分を作るかもしれません。
「光エネルギーと物質変換」領域 藤田 恵津子 先生
マンハッタンの東に位置するロングアイランドのブルックヘブン国立研究所に博士研究員として就職して以来、
アメリカエネルギー省からの研究費で、人工光合成系を利用して、水の分解、二酸化酸素の還元の研究、そして小分子の活性に関する研究をしております。
合計30年余の間には、一時退職も致しましたし、アメリカ生まれの3歳と5歳の子供を残しての主人の突然の死に途方にくれたこともありましたし、
離婚経験のあるアメリカ人の研究者と生活を共にして彼の子供達を含めた新しい家族関係も知りました。
退職を決心したのは育児のためですが、数ヶ月子供達の面倒を見て感じたのは、
子供と接している時間が長くなったにもかかわらず、内容的には充実した時間を子供達と過ごしではいないということでした。
結局、非常勤でブルックヘブン国立研究所に戻り、数年かけて常勤の仕事に戻りました。物事に集中して時間を無駄にしないこと、
どんなに仕事が忙しくても人間性を重視して、楽天的に周辺を見回しながら、楽しみが見出せるような生活をするよう常に努力をしています。
発光性、クロミック応答性、光触媒活性等を示す光機能性金属錯体の開発研究を行っています。 現在に直結する研究の本格スタートとなったのは、もちろん、さきがけ研究です。 1998年〜2001年の3年間、国府田隆夫先生を総括とする「状態と変革」領域において、 「発光性金属錯体による構造秩序識別システムの構築」の課題で研究をする機会をいただきました。 さきがけは、研究のみならずその後の私の人生にも大いに影響を与えたと思います。 その答えを求めてまだまだ研究も人生も展開中です。今、「いいアイデアを持っているけど、家族や仕事環境を思うと研究に専念できないし、 さきがけはちょっと大変」と思っている人、ぜひ挑戦してください。これからの人生、 バランスを取りながらマルチタスクに進むよりほかないですから。がんばる人にはサポーターもきっと現れると思います。
創成のための基盤技術の創出」領域 竹山 春子 先生
大学で教員となって20年近くになります。 独立して研究室を運営するようになって今年の3月には初めての学部卒業生が誕生し、彼らが修士に進学して研究室のメンバーが急激に増えました。 教員になる前は、企業就職、博士課程へのリターン、アメリカポスドク生活を経て、若干遅れてのキャリアスタートでした。この間、結婚、出産、子育てを経験し、一人娘も大学受験を迎える時期になりました。 とにかく、公事私事ともに悩みながらも、周りのサポートをめいっぱい活用しながらここまで来ることが出来ました。 研究費もこつこつ応募を重ね、悔しい思いもしながらされどあきらめず、挑戦し続けています。 JSTによる研究費サポートは、研究環境を充実させるに足りる額、期間でもあり、挑戦しがいのあるものではないでしょうか。 是非、研究での夢を実現させるためにも挑戦して下さい。その経験が未来の自分を作るかもしれません。
「光エネルギーと物質変換」領域 藤田 恵津子 先生
マンハッタンの東に位置するロングアイランドのブルックヘブン国立研究所に博士研究員として就職して以来、 アメリカエネルギー省からの研究費で、人工光合成系を利用して、水の分解、二酸化酸素の還元の研究、そして小分子の活性に関する研究をしております。 合計30年余の間には、一時退職も致しましたし、アメリカ生まれの3歳と5歳の子供を残しての主人の突然の死に途方にくれたこともありましたし、 離婚経験のあるアメリカ人の研究者と生活を共にして彼の子供達を含めた新しい家族関係も知りました。 退職を決心したのは育児のためですが、数ヶ月子供達の面倒を見て感じたのは、 子供と接している時間が長くなったにもかかわらず、内容的には充実した時間を子供達と過ごしではいないということでした。 結局、非常勤でブルックヘブン国立研究所に戻り、数年かけて常勤の仕事に戻りました。物事に集中して時間を無駄にしないこと、 どんなに仕事が忙しくても人間性を重視して、楽天的に周辺を見回しながら、楽しみが見出せるような生活をするよう常に努力をしています。
ライフイベント取得者からのメッセージ
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出産、育児、介護で時間が必要なときは、 研究を一時中断することが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください |
「脳情報の解読と制御」領域 上川内 あづさ 先生
いつ、どんなタイミングで出産するか。これは、多くの女性研究者が頭を悩ませる問題かもしれません。 妊娠、出産、育児という多忙なイベントを、ただでさえ忙しい研究生活と両立させていけるのか、私自身もとても不安に思っていました。転機になったのは、3年間のドイツ留学生活です。 知り合ったドイツやアメリカの同世代の女性研究者が出産、育児に奮闘しながら研究を進めている姿を目の当たりにしました。 帰国後、改めて情報を集めてみて、「なでしこキャンペーン」の存在を知りました。ホームページを見ると、多くの女性研究者が育児を行いながらご活躍されています。 おおいに励みになり、早速、さきがけへの応募を考え始めました。 実際に応募したのは、妊娠が分かった春です。つわりに苦しむ中、応募書類を書き、産休間近の夏に面接を受けました。 その際にJSTの方に産休の取りかたなどを伺ったところ、研究開始時期を遅らせるなど非常に柔軟な対応をして頂けることが分かり、安心して結果を待ちました。 一ヶ月後、無事に採択の通知を頂き、さらにその1ヶ月半後、無事に出産することが出来ました。 予定されている研究開始時期の初日から産休に入る、という状況になりましたが、領域総括やJSTの方々のご尽力のおかげで手続きも順調に進みました。 娘が6ヶ月になった今年4月から半年遅れでさきがけ研究を開始させて頂き、現在は忙しいながらも密度の濃い時間を過ごしています。 ライフイベントと研究との両立、これはもちろん大変ですが、「なでしこキャンペーン」はこの大変さを理解して支援してくれる、とてもありがたい存在だと感じています。
「情報環境と人」領域 坊農 真弓 先生
さきがけ研究者になって半年たった春、妊娠が分かりました。 さきがけの応募 を考え始めたころ、ホームページに「ライフイベント時の研究費の運用指針」が掲載されていて驚きました。 他の研究費のページにはあまりラ イフイベントのことは書かれていません。 出産等で研究を進められない事情ができたら、改めて問い合わせるのが一般的です。 さきがけのペー ジはむしろ、「この研究費を取って、自分の人生も豊かにしてみては?」と誘いかけているように見えました。 いつしか私は「さきがけを取っ たら、次は出産だ」と思い始めていました。 しかし、産休・育休中の進め方について不安な点が多くありました。 それらについては、領域総括を はじめとする多くの方が私の職場に足を運んで下さり、親身になって相談に乗ってくださいました。 いま、娘を膝に置いてこの文章を書いてい ます。こうして娘のぬくもりを感じながら研究に想いを馳せる毎日は、進む速度はゆっくりですがとても幸せです。 研究と育児の両立、これは これからの課題ですが、この幸せを味わうことができるママリサーチャーが一人でも増えてくれたらと思います。
平成24年度の採択状況
応募者に占める女性の割合

採択者に占める女性の割合



