鈴木 健一 (すずき けんいち) 京都大学 物質−細胞統合システム拠点 准教授
細胞膜上でのシグナル伝達には、ラフトのようなナノドメインに分子を可塑的に集める機構が重要であることが明らかになりつつあります。本研究は1分子観察法を駆使して、ラフトのシグナル変換機構の解明を目指します。
また、バルクで見ると数十分間は続くラフト上の信号が、1分子毎に見ると0.1秒間程のパルス状に活性化されていることから、バルクの長時間信号はパルスの積算として起こるという仮説の正否も本研究で明らかにします。