研究チーム・研究紹介
チーム型研究 CRESTタイプ 個人型研究 さきがけタイプ
平成14年度採択研究 平成15年度採択研究 平成16年度採択研究        
有田正規 大武美保子 手塚健一 星野忠次 前園涼

神経系の双方向マルチスケールシミュレータの開発
大武 美保子 (おおたけ みほこ)
東京大学 人工物工学研究センター 准教授

URL http://www.neuroscint.org/otake/
【研究課題概要】
急速に高齢化が進むわが国において、運動障害をもたらす神経疾患の診断、治療、および予防に役立つ技術の開発が急務となっています。本研究では全身のマクロな運動出力と神経系のミクロな内部状態を双方向に計算するシミュレータを開発します。本シミュレータでは解剖学や生理学の知見に基づいて、分子・細胞・組織・個体の4階層を有する詳細な神経系モデルを構築し、異なる階層における計算を並列に行います。その結果、薬物や運動など、様々な入力による神経系の内部状態変化、および運動出力の予測が可能になります。本研究は、運動神経疾患の診断、薬物や運動による治療への応用が期待できます。