研究成果
 
 
高分子の効率的電子状態計算のためのElongation 法プログラムを開発

 高分子の効率的電子状態計算のためのElongation 法プログラムが、IOWA州立大学で開発されてきた量子化学計算ソフトGAMESSに組み込まれました。
九州大学大学院 総合理工学研究院 物質科学部門 青木 百合子 教授 
 
(1) ソフトウエア名: Elongation法 (GAMESS版)

(2) 概要:
 高分子の効率的電子状態計算のためのElongation 法プログラムが、IOWA州立大学で開発されてきた量子化学計算ソフトGAMESSに組み込まれました。本方法により、半経験的および非経験的分子軌道計算の両方のレベルで、RHF法、UHF法、ROHF法の全ての方法により高分子の電子状態計算を高精度で得ることができます。また、各セグメントや原子上の局所状態密度や(超)分極率の計算が可能となります。

(3) 動作環境・その他:
 ・ OS: UNIX系OSの他、GAMESSでサポートしているOSは全て可能。
 ・ コンパイラ: Fortran90コンパイラ、Cコンパイラ。並列計算環境としては現在のところDDIを使用しているが、GAMESSに組み込まれている方式に従う。
 ・ 使い方: http://www.msg.ameslab.gov/FTP/GAMESS_Manual/prog.pdf

(4) リンク先: http://wwwmsg.fi.ameslab.gov/GAMESS/