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■論文賞名
国際会議 BIOINFO 2005 (International Joint Conference of InCoB, AASBi and KSBI)
”Honorable Mention Paper Award"

BIOINFO 2005 ホームページ http://biosoft.kaist.ac.kr/bioinfo2005/

■ 受賞論文
題名 Symbolic-numeric Estimation of Parameters in Biochemical Models by Quantifier Elimination
論文誌名

Proceedings of the 2005 International Joint Conference of InCoB, AASBi
and KSBI, 272-277


■ 著者
折居茂夫(富士通), 穴井宏和(富士通研), 堀本勝久(東大)
http://jp.fujitsu.com/group/labs/awards/index.html

■ 論文概要
 生体系の解析では、生体内反応の数理モデルに基づいて、モデルに含まれるパラメータを精度よく求めるための技術が必須です。従来,モデルパラメータ推定法としては数値最適化手法をベースとする技術が用いられてきました。
  しかし、近年の生きた細胞を対象とするダイナミックな解析では、実験回数や観測点選択の制約から、これまでの数値的手法で十分に精度のよいパラメータ推定ができるほど多くのサンプル・データが得られないことが多々あります。
  本論文では,実験データが少ない場合でも、生体系モデルのパラメータを精度よく推定できるパラメータ推定法を提案いたしました。今回の提案手法は、数値シミュレーションに数式処理の手法を取り入れることで、データ数が少ない場合でも生体系モデルのパラメータを精度よく求めることができ、さらに、既存の数値的なアプローチでは難しい,パラメータについての他の知見(ロバストさ,他のパラメータや観測値との関係など)も同時に発見できます。