所裕子氏の顔写真
光と磁気・電気の相関による新規相転移現象の創製
所 裕子・HIROKO TOKORO

東京大学 大学院理学系研究科 特任助教

研究成果
【経歴】
平成11年:慶應義塾大学理工学部物理学科卒業
平成16年:東京大学大学院工学研究科博士課程先端学際工学専攻修了
平成16年:博士(工学)(東京大学)取得
平成16年 4月〜16年 7月:東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻 非常勤職員
平成16年 8月〜17年 3月:東京大学物性研究所 非常勤職員
平成17年 4月〜19年10月:日本学術振興会 特別研究員
   東京大学大学院 理学系研究科物理学専攻 所属
平成17年 4月〜平成22年12月:東京大学先端科学技術研究センター 協力研究員
平成18年 4月〜19年 3月:フランスベルサイユ大学 客員教授
平成18年 4月〜平成22年12月:東京大学大学院理学系研究科化学専攻 客員研究員
   「集積型金属錯体における新規外場応答型物性の探索」について研究
平成19年10月〜:JSTさきがけ「物質と光作用」専任研究者
  東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 所属
平成23年1月〜:東京大学 大学院理学系研究科 特任助教
【研究内容】
本研究では、物質に光を照射することにより相転移現象を引き起こし、「光を照射することでしか作ることの出来ない物性および物理現象」を作り出すことを目指します。
磁性や電気物性がお互いに作用することにより現れてくる機能性や、相転移現象の特徴である「協同効果」や「ゆらぎ」が重要な役割を果たす物理現象を発掘し、新しい物性を持つ機能物質の創製を目標としています。
【受賞】
平成20年:第2回 日本物理学会若手奨励賞
  「シアノ架橋型金属錯体における電荷移動に基づいた光誘起相転移現象の研究」
平成23年3月:日本化学会 第60回進歩賞
  「特殊な双安定性を示す相転移物質の創製と光誘起相崩壊の発見」