瀬高渉氏の顔写真
分子コンパスの創製と配向制御による光機能発現
瀬高 渉・WATARU SETAKA

徳島文理大学 香川薬学部 解析化学教室 准教授

研究成果
【経歴】
平成 6年:東北大学理学部化学科卒業
平成11年:東北大学大学院理学研究科化学専攻博士後期課程修了
平成11年:博士(理学)(東北大学)取得

平成 8年〜11年:理化学研究所PDC ジュニア リサーチ アソシエイト
平成11年〜13年:理化学研究所PDC フロンティア研究員
平成13年〜14年:理化学研究所PDC 基礎科学特別研究員
平成14年〜18年:東北大学大学院理学研究科 助手
平成18年〜19年:東北大学高等教育開発推進センター 助手
  (兼 東北大学大学院理学研究科 助手)
平成19年〜平成21年3月:東北大学高等教育開発推進センター 助教
  (兼 東北大学大学院理学研究科 助教)
  シリル置換π電子系化合物の合成と機能について研究
  特異な低配位高周期14族金属化合物の合成と構造について研究
平成21年4月〜:徳島文理大学 香川薬学部 解析化学教室 准教授
【研究内容】
かご型シラアルカンフレーム骨格内にヘテロ環状π電子系を指針として架橋した"分子コンパス"を創製し、光による指針の配向制御や運動制御、およびこれに起因する新規な物性の解明を目指します。
このような結晶中の分子運動の物性利用は、これまで殆ど研究されていませんでしたが将来ナノテクノロジーの一分野を形成すると期待されます。
本研究の成果は機能性誘電体や高機能光スイッチなど新しい材料への応用が期待できます。