後藤敦氏の顔写真
光ポンピング法を偏極源とした固体超偏極技術の開発
後藤 敦・ATSUSHI GOTO

(独)物質・材料研究機構 ナノ計測センター 主幹研究員

研究成果
【経歴】
平成元年:東京工業大学工学部卒業
平成 8年:東京大学大学院理学系研究科博士課程物理学専攻修了
平成 8年:博士(理学)(東京大学)取得

平成 8年〜13年:科学技術庁金属材料技術研究所 研究員
平成12年〜13年:UCLA物理天文学部 客員研究員(兼任)
平成13年〜17年:(独)物質・材料研究機構 主任研究員
平成17年〜現在:(独)物質・材料研究機構 主幹研究員
  動的核偏極技術の開発と固体超偏極に関する研究
【研究内容】
固体内の原子核スピンの非平衡偏極状態である「超偏極」は、次世代情報技術や先端分析技術に技術革新をもたらすと期待されています。
本研究では、偏光を用いて半導体内に超偏極を生成する光ポンピング法を偏極源とし、それに偏極転写技術を組み合わせることで、多様な固体内に効率的に超偏極を生成する手法を開発します。
さらに、磁気共鳴技術を駆使してその本質を明らかにすると共に、これを自在に制御する手法を開拓します。