和田 洋

筑波大学 生命環境科学研究科 助教授
脊椎動物を特徴づける脊椎骨の進化が、どのような遺伝子レベルでの進化によってもたらされたかを調べます。ホヤやナメクジウオには脊椎骨はありませんが、その形成に必要な遺伝子はあります。したがって、これらが脊椎骨形成のための新しいネットワークを形成したことが脊椎骨の進化につながったと考えられます。この遺伝子間の新しい関係がどのように構築されていったかを脊椎動物とホヤ、ナメクジウオとの比較から解明します。
受付日 発表タイトル 発表場所 備考
2004.05.28 エンハンサーの進化 「ゲノムからみた生物の多様性と進化」五條堀孝編 シュプリンガーフェアラーク東京
2004.05.28 脊椎動物の進化と遺伝子重複・シスエレメントの進化 ―分子進化と形態進化を結ぶ  東京医科歯科大学 第24回生命情報学セミナー
2004.05.28 ゲノムの多様性と形態の多様性 「ポストゲノムの分子生物学」村上康文編 化学同人
2004.05.28 Molecular evolution for the vertebrate specific characters Mini-symposium on Evolution and Development, University of Oxford, Dept. of Zoology
2004.05.28 分子系統学と比較発生学から脊椎動物の起源を探る 筑波大学生物学系セミナー
2006.01.24 Ets identified as a trans-regulatory factor of amphioxus Hox2 by transgenic analysis using ascidian embryos Developmental Biology
2006.01.24 Conserved RARE localization in amphioxus Hox clusters and implications for Hox code evolution in the vertebrate neural crest Developmental Dynamics