ナノ製造技術の探索と展開
領域紹介
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戦略目標
「ナノデバイスやナノ材料の高効率製造及びナノスケール科学による製造技術の革新に関する基盤の構築」

研究領域の概要
 この研究領域は、ナノテクノロジーの本格的な実用化時期に必須となる「ナノ製造技術」の基盤を提供することを目的とし、ナノデバイスやナノ材料を高効率に製造するための技術群に関わる様々な現象を、ナノスケール科学により解明することを目指す独創的な研究を対象とするものです。
 具体的には、応用を目したナノ構造の設計・創製技術、ナノ材料の高再現性・大規模生産技術、様々なナノ加工技術の統合など、ナノスケール科学に基づき製造の効率化・低環境負荷化をもたらす研究であり、新しいナノスケール科学に基づく方法論の創出や革新的な技術展開に資するための独創的な研究が含まれます。

研究総括より
 ナノスケールの構造を持つデバイスや材料を創成する技術の研究開発が多くのところでなされおり、その成果の一部は既に実用化されています。しかし、ナノテクノロジー・材料の無限の可能性を考えた場合、それらの成功例は極めて限定的と言わざるを得ません。
 そこで、この領域では、ナノスケール科学に基づく新たな発想において、工学的に意味のあり、ナノ製造技術を実現するための独創的な提案、しかもその製造技術により実現されるナノスケールの構造を持つデバイスや材料が、その応用において魅力的な発展性が期待される提案を募集します。
 ナノスケールの構造を持つことで意味のある機能を発現するものであれば、対象とするデバイス、材料については限定しません。また、対象とする応用分野はIT・医療分野を機軸としますが、意味があり夢のもてる応用分野であれば特に限定しません。応用実証を義務付けるのではなく、夢のある応用を目指したナノ製造技術の独創的提案や、既開発でも工学的に意味のあるナノ製造技術を用いた独創的デバイス・材料の提案があることを期待します。

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