平成12年度採用研究者 [1期生]
( 2000〜2003 )

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大澤 幸生 加藤 和彦 北澤 茂 小池 康晴 佐藤 茂雄 高谷 理恵子
中小路 久美代 中村 克樹 開 一夫 前田 太郎 山本 雅人 四方 哲也
高谷 理恵子 高谷 理恵子
現在の所属 福島大学教育学部 助教授
応募時所属 同上 講師
プロフィール
1971年福井県生まれ。94年福井大学大学院教育学研究科修了。99年金沢大学大学院社会環境科学研究科地域環境学専攻博士課程を中退。同年9月より福島大学教育学部講師。2000年より同大学助教授、現在に至る。2000年度日本小児神経学会最優秀論文賞受賞。発達心理学の研究に従事。胎児期・新生児期を含む初期発達に興味をもち、乳児の動きの定量化や脳機能計測などを試みている。

研究課題名 感覚情報・身体制御に関する発達過程
研究概要

 制御された視覚情報を見せることで、赤ちゃんの運動がどのように変化するかという点に着目して、心理学的実験および3次元運動計測を行います。それにより自らの動きによって生じる体性感覚と視覚情報との統合過程を発達的な観点から明らかにすることを目指します。



研究成果

 発達初期における乳児の行動は,原始反射を基礎に考えられてきた.しかし,実際には,乳児は出生直後から全身を複雑に動かしており,その動き方も玩具に手を伸ばすなど視覚誘導型の運動が出現するまでの期間に大きく変化している.出生後間もない発達初期の乳児の動きを定量的に検討することは,運動の獲得機構の解明や発達障害の早期診断などにも役に立つと考えられる.本研究では,視覚誘導型到達運動に至るまでの運動制御の発達過程について,乳児の全身運動の動作解析と,動きの制御に関係する脳内活動の両面から検討した
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