平成12年度採用研究者 [1期生]
( 2000〜2003 )

English


大澤 幸生 加藤 和彦 北澤 茂 小池 康晴 佐藤 茂雄 高谷 理恵子
中小路 久美代 中村 克樹 開 一夫 前田 太郎 山本 雅人 四方 哲也
加藤 和彦 加藤 和彦
現在の所属 筑波大学大学院システム情報工学研究科 教授
応募時所属 筑波大学電子・情報工学系 助教授
ホームページ http://www.osss.is.tsukuba.
ac.jp/~kato/
プロフィール
1962年神奈川県生まれ。89年東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻中退。92年博士(理学)取得。89年東京大学理学部情報科学科助手、93年筑波大学電子・情報工学系講師、96年同助教授、現在に至る。大学院時代以来一貫して分散コンピューティング、永続データ管理・検索の研究に従事。最近は特にオープンネットワーク環境上のセキュアコンピューティングに興味を持つ。人との対話、音楽をこよなく愛する。

研究課題名 オープンネットワークのための基盤システムソフトウェア
研究概要

 インターネットの最大の特質の一つは、それがオープンなネットワーク環境であるという点です。しかし、現在のオペレーティングシステム等の基盤システムソフトウェアの基本設計は、クローズな環境を仮定した、古い設計概念の上につぎ木的に行われてきたものです。本研究は、システムソフトウェアの基本設計を根元から見直し、オープンネットワーク時代に適合する基盤システムソフトウェア体系の構築を目指します。



研究成果

 オープンなネットワーク環境上で安全にソフトウェアを流通・実行するシステムSoftwarePotの開発を行った.ソフトウェアの流通・実行が安全には行われない現状を,「安全ではないソフトウェア流通実行モデル(unsecure software circulation model)」としてモデル化すると共に,マッピング機能を持つ仮想計算環境のアイデアに基づいた「安全化なソフトウェア流通モデル(secure software circulation model)」を提案した.この提案に基づいたSoftwarePotシステムの設計と実装を行い,実用的なオーバヘッドで実現できることを実証した.
PDF


このページの先頭へ↑