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1968年京都府生まれ。95年東京大学工学系研究科博士課程修了、博士(工学)、大阪大学基礎工学部助手を経て筑波大学ビジネス科学研究科助教授。非線形物理学、人工知能研究を経てチャンス発見学を創始し、データ可視化とチャンス認知の両面から研究に取り組む。趣味はサイクリングなど、体を動かすこと。さきがけ研究ではチャンス発見の種となった予兆発見の研究からさまざまな形で支援を受けてきた。
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自然・社会における様々な重大な変化の予兆を発見し、その変化が危機ならば対策をとり利益の機会ならその予兆を利用する方策をたてて実行する方法の創生を目指します。データから未来の重大な変化の予兆を計算機によって発見する手法と、その予兆が持つ人間にとっての意味を人に気づかせ活動させる方法の両面について研究を進めます。
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予兆発見、そしてその拡張であるチャンス発見について、マーケットチャンスの発見、防災や医療など様々なニーズと接しながら基礎と応用の両面から研究してきた。大澤らの研究は、@チャンス発見における人の認知プロセスA人とコンピュータの相互作用データからチャンス発見のヒントをマイニングし結果を可視化する方法、の2点を軸とした進展をとってきた。@については意思決定因子に関する大規模アンケート、グループミーティング実験による検証のほか、認知科学の視点から眼球運動の計測を取り入れ、人がある先入観に支配される心的制約からチャンスによって心的制約が緩和され洞察が起こる様子を実験的に検出した。AKeyGraphを原型とし、チャンス発見支援手法として視覚的データマイニングの各種手法を開発してきた。繊維業・電機業界などにおける成功事例においても、上述の二重螺旋においてコンピュータはこれらの視覚的データマイニングを司ってきた。さらに、一見極めて煩雑なやりとりを重ねてゆくコミュニテイの中から、盛り上がるチャンスとなったやりとりを見出してきた。今後においても実社会は複雑でチャンス発見研究への期待と課題がまだまだ多い。チャンス発見からシナリオ創発の考えに展開し、研究と社会普及の両面で活動することが今後の課題といえる。
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