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機能性炭素反応種を用いた合成反応 |
| 新藤 充（九州大学） |
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| 未開拓炭素反応種であるイノラートアニオンに着目し、その新規簡便合成法の開発を契機に、その高機能性の開拓を進めた。その結果、タンデム型［n + 1］環化反応による多置換環状化合物のワンポット合成、軌道相互作用に基づく高幾何異性選択的多置換オレフィン化反応、逆電子要請型アニオン性［3 + 2］双極子環化付加反応など多くの新規極性転換型連続反応の開発に成功し、有用有機化合物の短工程高効率合成を可能とした。今後、イノラートが現代精密有機合成の第一線でさらに活躍することが期待される。
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  （PDF） |
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