変換と制御
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研究成果
3期生研究成果

表面に形状選択的活性点を持つ固体触媒
片田直伸(鳥取大学)
概要
 アルデヒド分子を鋳型とするCVD (化学蒸着)法によって酸化スズ表面をシリカ層で覆い、鋳型を除去して分子ふるい特性を持つ細孔を構築し、酸化スズ表面に選択的に化学吸着する物質の吸着量によってその形状を評価した。ベンズアルデヒドを鋳型としてシリカ1層を構築すると2-クロロベンズアルデヒドが全く吸着せず、シリカ層を2層にすると3-クロロベンズアルデヒドが全く吸着しなくなるなど、原子1個の有無とその位置を識別する形状選択性が発現し、その選択率は100%に近かった。分子ふるいシリカ被覆酸化スズを半導体化学センサとして用いたところ、形状選択的な酸化触媒活性に基づいて、アルカン異性体の側鎖の有無を識別するなどの形状選択的センサ機能が発現した。
要旨
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