変換と制御
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研究成果
2期生研究成果

微生物によるリン酸ポリマー蓄積機構の解明と利用
黒田章夫(広島大学)
概要
 食料生産に欠かせないリンは、有限の資源であるリン鉱石から精製される。しかし今、人類の未来を支える高品質のリン鉱石の枯渇が予測されている。限りあるリン資源を管理することは、持続可能な社会を築く上で欠かせないと考え始められている。一方で日本はこの憂うべき資源を世界中から集めては環境に垂れ流し、富栄養化問題を引き起こしている。微生物はリン酸のポリマーであるポリリン酸を合成する能力がある。微生物のポリリン酸は環境中のリンを濃縮して、除去回収するのに役立つ。生物を使ってリンの問題を解決することを考えた場合、微生物の作るポリリン酸は極めて重要な物質である。本研究者は微生物のポリリン酸蓄積機構を分子レベルで解明し、変異育種によって微生物の菌体内ポリリン酸含量を増加させる方法を開発した。また、ポリリン酸を利用する技術の開発を行った。
要旨
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