戦略的創造研究推進事業「生体分子の形と機能」研究領域(研究総括:郷 信広)の芳坂貴弘研究者が開発中の「タンパク質の特異的蛍光標識法」が,平成15年6月号の日経バイオビジネスに掲載されました.
この記事は,「5年後,10年後の日本を牽引する注目のバイオ技術33」と題した特集の中で,「3年以内にも実用化できる収穫目前の研究」として取り上げられました.
タンパク質の蛍光標識は通常化学修飾法によって行われていますが,同氏の開発した4塩基コドンを用いた非天然アミノ酸導入技術を応用することで,タンパク質の狙った位置に蛍光標識を行なうことが可能になります.同氏は現在,この手法を用いて蛍光標識アミノ酸をタンパク質へ導入することで,タンパク質の新たな構造機能解析法の開発を行っており,今後のさらなる発展が期待されます.
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