「2種のプロスタグランジン合成酵素の 構造解析と医薬品への応用」 ヒト由来造血器型プロスタグランジン(PG)D合成酵素は、肥満細胞において、アレルギー情報伝達物質としてPGD2を合成する。一方、トリパノソーマ由来PGF合成酵素は、ツェツェバエによって感染した.トリパノソーマが血液中で、子宮平滑筋の収縮作用を持つPGF2αを合成する。本研究では、新規抗アレルギー剤およびアフリカ睡眠病の特効薬を開発するために、両PG合成酵素のX線結晶構造を基にしたドラッグデザインを行う。