「マイコプラズマ滑走運動の分子メカニズム」 寄生性のバクテリアであるマイコプラズマは、細胞の片方の極に“接着器官”を持っています。この器官でガラスなど固形物の表面にはりつき、はりついたまま一方向に動く“滑走運動”を行います。その運動は速くて強いですが、これまでに見つけられている、モーター蛋白質とバクテリアのべん毛モーターのどちらの分子メカニズムにもあてはまりません。本研究では滑走を担う装置の構造と機能を調べ、この未知の生体運動の分子メカニズムに迫ります。 | |
宮田 真人 大阪市立大学 (同上 助教授) |