カイロモルフォロジー:物質界・生物界における分子から分子集合体の構築 |
黒田 玲子 (東京大学大学院総合文化研究科 教授) |
創造科学技術推進事業 黒田カイロモルフォロジープロジェクト |
これまでの研究では、固体における分子の再配列などの新しい現象を見いだし、固体試料のキラリティー測定装置を設計・開発した。また、生物レベルでは巻貝の巻型決定と細胞骨格の関係を明らかにした。
そこで、本課題では巻型決定因子の解明、固体状態でのキラリティーの認識、制御、転写、増幅など新しい固体化学を展開する。また、開発した測定装置を活用し、研究対象を生体に近い状態での生体物質にも展開し、生命現象の解明に取り組む。 |