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事後評価(研究領域)

総合所見

 当研究領域の研究対象である鉄ニクタイド系高温超伝導体は、その高い超伝導転移温度(Tc)、鉄を基本元素に持つという超伝導物質としてのユニークさ、及び物質群の多彩さに加えて、実用化に対する高いポテンシャルを持っている。

 2008 年3 月に日本の細野グループにより発見されたこの超伝導体の重要性をいち早く認識し、同年10 月に当研究領域が発足した。このような迅速な対応は、北澤前JST 理事長のリーダーシップと福山領域総括をはじめ多くの方々のご尽力があったことによるものであり、関係者の御努力に敬意を表したい。当研究領域では、研究総括がすべての結果を理解し、それをもとに、研究の方向性において指導的な役割を果たされたことが特筆される。

 発表論文の国内・国際評価に関する客観的指標として、例えば、Journal of the
Physical Society of Japan の「論文発行年の次の年に最も多く引用された10 論文」の リストでは、TRiP 関係者の執筆論文が、2009 年中の被引用では10 篇中4 篇、2010 年中では11 篇中9 編、2011 年中では10 篇中5 篇がランク入りしている。これはTRiP の活躍のレベルの高さを示すものである。

 当研究領域では、「serendipity を包含するbottom-up の研究成果の徹底的把握と客観的評価と状況判断に基礎を置いた素早いtop-down 決断」がバランスよく行なわ
れた。今後の研究戦略の重要な手本となるものである。

 銅酸化物超伝導と鉄系超伝導研究を経験し、超伝導発現の多様性を認識した我が国の研究者は、今後の物質材料研究分野の継続的発展に大きく寄与するものと期待される。

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事後評価委員(五十音順)

 委員 岩佐 義宏 先生 (東京大学 大学院工学系研究科、教授)
 委員 大嶋 重利 先生 (山形大学 大学院理工学研究科、教授)
 主査 前川 禎通 先生 (独)日本原子力研究開発機構、センター長)
 委員 前野 悦輝 先生 (京都大学 大学院理学研究科、教授)
 委員 山田 和芳 先生 (KEK、物質構造科学研究所、所長)
※評価委員の所属・肩書は評価実施時のものとなります。





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