戦略的創造研究推進事業(CREST)における平成15年度採択研究課題
ならびに平成17年度採択研究課題(一部)の課題別事後評価について
研究領域総合運営部では、この度、戦略的創造研究推進事業 (CREST)における研究課題の事後評価を実施した。これは、研究課題毎に、研究の実施状況、研究成果、波及効果等を明らかにし、今後の研究成果の展開 及び事業の運営の改善に資することを目的として、「基礎研究に係る課題評価の方法等に関する達」(平成15年10月1日 平成15年達第48号)に基づき実施したものである。
1.事後評価の目的
研究の実施状況、研究成果、波及効果等を明らかにし、今後の研究成果の展開及び事業運営の改善に資することを目的とする。
2.対象となる研究課題件数とこれらが属する領域等
(1)研究課題合計 44件 (11研究領域)
平成15年度採択の研究課題:42件 (9研究領域)
平成17年度採択の研究課題の一部:2件 (2研究領域)
(2)領域別の内訳
今回の事後評価の対象は、5年間の研究が終了した平成15年度採択の研究課題42件および研究開始当初より平成20年度に終了予定であった平成17年度採択の研究課題2件。
<平成15年度採択課題>
量子情報処理システムの実現を目指した新技術の創出 |
5件 |
脳の機能発達と学習メカニズムの解明 |
6件 |
糖鎖の生物機能の解明と利用技術 |
6件 |
テーラーメイド医療を目指したゲノム情報活用基盤技術 |
4件 |
シミュレーション技術の革新と実用化基盤の構築 |
5件 |
たんぱく質の構造・機能と発現メカニズム |
4件 |
免疫難病・感染症等の先進医療技術 |
4件 |
情報社会を支える新しい高性能情報処理技術 |
3件 |
水の循環系モデリングと利用システム |
5件 |
<平成17年度採択課題>
先進的統合センシング技術 |
1件 |
マルチスケール・マルチフィジックス現象の統合シミュレーション |
1件 |
3.研究実施期間
研究期間は以下のとおり。
平成15年度採択課題:平成15年10月1日から平成20年9月30日まで(5年間)
(ただし平成21年3月31日まで延長の場合あり)
平成17年度採択課題:
・先進的統合センシング技術
平成17年10月1日から平成20年9月30日まで(3年間)
・マルチスケール・マルチフィジックス現象の統合シミュレーション
平成17年10月1日から平成21年3月31日まで(3年6ヶ月)
4.評価項目及び基準
1)外部発表(論文、口頭発表等)、特許、研究を通じての新たな知見の取得等の研究成果の状況
2)得られた研究成果の科学技術への貢献等
5.事後評価の進め方
研究領域毎に研究総括が領域アドバイザー、必要に応じて機構が選任する外部の専門家の協力を得て、研究課題毎に、研究者との面談、研究実施場所での調査等により行った。なお、事後評価の進め方については下記の通りである。
1)研究実施終了報告書を研究代表者が作成。(平成20年8月〜平成20年11月)
2)研究実施終了報告書を研究総括・領域アドバイザー等(評価者)に送付。
(平成20年9月〜平成20年11月)
3)研究領域毎に事後評価会を開催。(平成20年10月〜平成20年12月)
(1)研究代表者が実施内容、実施体制、成果等を説明。
(2)研究代表者と評価者との間で質疑応答。
4)各評価者が事後評価記入票を作成。(平成20年10月〜平成21年1月)
5)研究総括による事後評価結果報告書の作成。(平成20年10月〜平成21年3月)
(1)各評価者が作成した事後評価記入票を元に、研究総括が事後評価結果報告書案を作成。
(2)事後評価結果報告書案を被評価者へ提示し、意見交換。
(3)事後評価結果報告書を取りまとめ。
6)研究領域総合運営部が全研究領域の事後評価結果報告書をとりまとめ、研究主監会議等に報告すると共にJSTホームページに掲載し公開。
6.評価委員
研究領域毎の評価委員は、事後評価結果報告書に記載のとおりである。
7.評価報告書
研究領域毎の事後評価結果報告書に記載のとおりである。
事後評価の対象となった研究領域名