平成20年度採択分

戦略的創造研究推進事業(CREST)平成20年度採択研究課題の中間評価結果について

 「戦略的創造研究推進事業(CREST)」における研究課題の中間評価を「基礎研究に係る課題評価の方法等に関する達」(平成15年10月1日 平成15年達第48号)に基づき実施した。中間評価の目的及び対象とした研究領域等は以下の通りである。

1.中間評価の目的

 研究課題毎に、研究の進捗状況や研究成果を把握し、これを基に適切な資源配分、研究計画の見直しを行う等により、研究運営の改善及び機構の支援体制の改善に資することを目的とする。

2.対象研究課題件数、研究実施期間及びこれらが属する研究領域

(1)研究課題合計 66件
平成20年度採択の研究課題:66件(13研究領域)
(2)研究実施期間
平成20年10月1日から平成26年3月31日まで(5年間~5年6ヵ月間)
(3)領域別の平成20年度採択研究課題数
人工多能性幹細胞(iPS細胞)作製・制御等の医療基盤技術 10件
先端光源を駆使した光科学・光技術の融合展開 6 件
プロセスインテグレーションによる機能発現ナノシステムの創製 6 件
プロセスインテグレーションに向けた高機能ナノ構造体の創出 4 件
二酸化炭素排出抑制に資する革新的技術の創出 5 件
アレルギー疾患・自己免疫疾患の発症機構と治療技術 7 件
数学と諸分野の協働によるブレークスルーの探索 3 件
精神・神経疾患の分子病態理解に基づく診断・治療に向けた新技術の創出 4 件
ディペンダブルVLSIシステムの基盤技術 3 件
次世代エレクトロニクスデバイスの創出に資する革新材料・プロセス研究 5 件
ナノ界面技術の基盤構築 5 件
ナノ科学を基盤とした革新的製造技術の創成 4 件
実用化を目指した組込みシステム用ディペンダブル・オペレーティングシステム 4 件

3.評価項目及び基準

(イ)研究の進捗状況と今後の見込み
・当初の研究計画から見た進捗状況や達成度等はどうか
・研究体制・遂行は適当か
・研究の今後の進め方はどうか
・その他
(ロ)研究成果の現状と今後の見込み
・現状で成果が出ているかどうか
・今後見込まれる成果はあるかどうか
・その他

4.中間評価の進め方

 研究領域毎に研究総括が領域アドバイザー、必要に応じて機構が選任する外部の専門家の協力を得て、研究課題毎に、研究者との面談、研究実施場所での調査等により行った。なお、中間評価の進め方については下記のとおりである。
1)研究実施中間報告書を研究代表者が作成(平成23年5月~平成23年9月)
2)研究実施中間報告書等を研究総括・領域アドバイザー等(評価者)に送付
(平成23年9月~平成23年10月)
3)研究領域毎に中間評価会を開催(平成23年10月~平成23年11月)
(1)研究代表者が実施内容、実施体制、成果等を説明
(2)研究代表者と評価者との間で質疑応答
4)各評価者が中間評価記入票を作成(平成23年10月~平成23年12月)
5)研究総括による中間評価結果報告書の作成(平成23年10月~平成24年2月)
(1)各評価者が作成した中間評価記入票を元に、研究総括が中間評価結果報告書案を作成
(2)中間報告書案を被評価者へ提示し、意見交換
(3)中間評価結果報告書を取りまとめ
6)研究領域総合運営部が各研究領域の中間評価結果報告書をとりまとめ、研究主監会議等に報告すると共にJST WEBページに掲載し公開。

5.評価委員、評価報告書

 評価委員及び研究課題毎の評価は、各研究領域の中間評価結果報告書に記載のとおりである。
本中間評価の対象となった研究領域名