戦略的創造研究推進事業(CREST)平成17年度採択研究課題
ならびに平成18年度採択課題(一部)の中間評価結果について
戦略的創造事業本部では、この度、「戦略的創造研究推進事業(CREST)」における研究課題の中間評価を実施した。これは、研究課題毎に、研究の進捗状 況や研究成果を把握し、これを基に適切な予算配分、研究計画の見直しを行う等により、研究運営の改善及び機構の支援体制の改善に資することを目的として、 「基礎研究に係る課題評価の方法等に関する達」(平成15年10月1日 平成15年達第48号)に基づき実施したものである。
1.中間評価の目的
研究課題又は研究プロジェクト毎に、研究の進捗状況や研究成果を把握し、これを基に適切な資源配分、研究計画の見直しを行う等により、研究運営の改善及び機構の支援体制の改善に資することを目的とする。
2.対象となる研究課題件数及びこれらが属する研究領域
(1)研究課題合計 49件
平成17年度採択の研究課題 :42件(9研究領域)
平成18年度採択の研究課題の一部 :7件(1研究領域)
※通常、平成18年度採択課題の中間評価は来年度(平成21年度)に実施する予定だが、「マルチスケール・マルチフィジックス現象の統合シミュレーショ ン」研究領域では、研究期間が5年未満の課題が含まれていることから、領域の方針として研究開始後2年目に中間評価を実施している。
(2)領域別の内訳
マルチスケール・マルチフィジックス現象の統合シミュレーション |
7件 |
先進的統合センシング技術 |
5件 |
情報システムの超低消費電力化を目指した技術革新と統合化技術 |
4件 |
代謝調節機構解析に基づく細胞機能制御基盤技術 |
6件 |
新機能創成に向けた光・光量子科学技術 |
5件 |
物質現象の解明と応用に資する新しい計測・分析基盤技術 |
5件 |
生命現象の解明と応用に資する新しい計測・分析基盤技術 |
5件 |
デジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術 |
4件 |
量子情報処理システムの実現を目指した新技術の創出 |
4件 |
脳の機能発達と学習メカニズムの解明 |
4件 |
3.研究実施期間
平成17年度採択課題:
平成17年10月1日から平成22年9月30日まで(5年間)
(ただし平成23年3月31日まで延長の場合あり)
平成18年度採択課題:
平成18年10月1日から平成23年9月30日まで(5年間)
(ただし平成24年3月31日まで延長の場合あり)
4.評価項目及び基準
(イ)研究の進捗状況と今後の見込み
・当初の研究計画から見た進捗状況や達成度等はどうか
・研究体制・遂行は適当か
・研究の今後の進め方はどうか
・その他
(ロ)研究成果の現状と今後の見込み
・現状で成果が出ているかどうか
・今後見込まれる成果はあるかどうか
・その他
5.中間評価の進め方
研究領域毎に研究総括が領域アドバイザー、必要に応じて機構が選任する外部の専門家の協力を得て、研究課題毎に、研究者との面談、研究実施場所での調査等により行った。なお、中間評価の進め方については下記のとおりである。
1) 研究実施中間報告書を研究代表者が作成
(平成20年6月〜平成20年9月)
2) 研究実施中間報告書等を研究総括・領域アドバイザー等(評価者)に送付
(平成20年8月〜平成20年10月)
3) 研究領域毎に中間評価会を開催(平成20年8月〜平成20年11月)
(1)研究代表者が実施内容、実施体制、成果等を説明
(2)研究代表者と評価者との間で質疑応答
4) 各評価者が中間評価記入票を作成(平成20年8月〜平成20年12月)
5) 研究総括による中間評価結果報告書の作成
(平成20年9月〜平成21年2月)
(1)各評価者が作成した中間評価記入票を元に、研究総括が中間評価結果報告書案を作成
(2)中間報告書案を被評価者へ提示し、意見交換
(3)中間評価結果報告書を取りまとめ
6) 研究領域総合運営部が各研究領域の中間評価結果報告書をとりまとめ、研究主監会議等に報告すると共にJST WEBページに掲載し公開
(平成21年3月下旬)
6.評価委員
研究領域毎の評価委員は、中間評価結果報告書に記載のとおりである。
7.評価報告書
各研究課題の評価は、研究領域毎の中間評価結果報告書に記載のとおりである。
本中間評価の対象となった研究領域名